King Adora

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    King Adoraキング・アドラ

    叙情派ギター・バンドの活躍によってUKロック・シーンは大いに賑わいをみせているが、こうなってくると一時期のブリット・ポップ隆盛が妙に懐かしくなってくる……。そんな中、00年5月にシングル「バイオニック」でデビューしたこのキング・アドラ。化粧バリバリ/ツンツンヘア/ロンドン・パンク直系ファッション/あま〜いルックス——ねっ、ねっ、まさにブリット・ポップ期の新人君を思い出しませんかぁ? 外見で判断するもんじゃないことはわかってるんだが、UKロックというと昔っから"顔が命"という風潮がありましたからねえ。そういう点で、彼らはド真ん中なんです。
    で、音のほうはというと、これまたキャッチーかつメランコリックなメロディがのたうち回るパンキッシュ・ソング。それでもって、ヴォーカリストのマット・ブラウンの粘っこい歌いっぷりは、デヴィッド・ボウイ/ブレット・アンダーソン(スウェード)/ポール・ドレイパー(マンサン)を彷彿とさせ、グラマラス度200%!
    01年夏には1stアルバム『ヴァイブレイト・ユー』を発表し、サマーソニックにも出演予定だ。