ジョー・サトリアーニ主催の神業ギタリストを集めたG3ツアー。その記念すべき第一作目となる『G3ライヴ』
ジョー・サトリアーニは88年にミック・ジャガーの初ソロツアーのギタリストとして起用されることで、その名が世界的に知られるようになった。その後、ソロアーティストとして順風満帆な活動をしていたが、北欧公演の途中で脱退したリッチー・ブラックモアの代わりにディープ・パープルに参加を要請される。そして、93年12月の日本ツアーや翌年の欧州ツアーで大活躍することになるのだが、レコード会社との契約上の制約でパープルのサポートは1年弱で終了することになった。ソロ作も絶好調の彼が次に仕掛けたのが、G3(3人のギタリスト)コンサートツアーで、96年10月に第1回目のツアーがスタートする。本作『G3ライヴ(原題:G3 Live In Concert)』はふたりのスーパーギタリスト(エリック・ジョンソンとスティーブ・ヴァイ)を迎えて行なわれたコンサートの模様を収録したアルバムで、ツアー1回目ということもあり、熱気と緊張感に満ちあふれた力作となった。