Jean Sibelius

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    Jean Sibeliusジャン・シベリウス

    フィンランドの作曲家。1865年医家に生まれ、5歳でピアノを、15歳からはヴァイオリンを始めた。16歳から作曲を独学で学び、20歳でヘルシンキ大学法科に進むが、同時にヘルシンキ音楽院選科生として、音楽理論/作曲法/ヴァイオリンを学んだ。当初はヴァイオリニスト志望だったが、在学中に作曲家へと転じ、ブゾーニに師事。ベルリン、ウィーン留学を経て帰国し、ヘルシンキ音楽院の教授となった。スウェーデン語を話す家庭に育ち、ドイツ音楽方式を身に付けた後、次第にフィンランドの伝承芸術、民族性に着目するようになっていった。ヴァイオリン協奏曲、交響詩「フィンランディア」などには特に洗練された澄明なフィンランド的作風が表われている。