Gallagher & Lyle

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    Gallagher & Lyleギャラガー・アンド・ライル

    英国のフォーキー・デュオ。ビートルズが主宰するレーベル<アップル>の専属ソングライターとしてキャリアをスタートさせた2人は、マクギネス・フリントのメンバーとしての活動を経て72年に独立。1st『Gallagher & Lyle』を皮切りに、途中、ロニー・レイン&ザ・スリム・チャンスへの参加も挟みつつ、ルーツ・ミュージックの土臭さと洗練されたポップ・センスが絶妙にブレンドされた作風のアルバムを次々に発表していく。彼らはマルチ・プレイヤーでギターやピアノの他にも、マンドリンやドブロ、そしてアコーディオンといった楽器を弾きこなし、それらが作品に牧歌的な彩りを加えているのも見逃せない。そして70年代中頃からは、5作目『Breakaway』(76年)がヒットしたことにより徐々にポップ色を強めていくが、メロディ・メイカーとしての完成度は抜群で、『Showdown』(78年)、『Lonesome No More』(79年)といった作品はAORファンにも人気が高い。
    2人は79年に袂を分かち、ライルは作曲家としての活動を軌道にのせ、ティナ・ターナーには復活ヒットとなった「What's Love Got To Do With It」、マイケル・ジャクソンには「Just Good Friends」を提供した。