障害者たちと健常者たちが手を取り合い、イベントを開催。「チャレフェス文化祭2019 〜未来へ〜」が教えてくれた、人は誰だって光になれること。
NPO法人「チャレンジド・フェスティバル」が2015年より毎年行っているイベント「チャレフェス」。今年は「チャレフェス文化祭2019 未来へ」と題し、「みんなが太陽」をテーマに、10月18日(金)と19日(土)の2日間に渡りこくみん共済coopホール(全労済ホール)/スペースゼロを舞台に計3公演行われた。
「チャレフェス」とは、 「エンターテインメントの力でみんなが笑顔で暮らせる共生社会を創り、世界平和実現を目的」とするイベント。と書くと難しそうに思えるが、健常者/障害者が共に手を取り合い、”エンターテイメントな表現”を通して一人の人間としての表現の可能性を楽しみながら伝えようという内容。「一人一人が輝く存在になり得れば、その姿を見せることで、触れた人たちにもその輝きを分け与えていける」。その想いを胸に定期的に行っている。
この日のイベントでも、舞台上では健常者と障害者が当たり前に手を取り合いながら”芸術”や”娯楽”を提供していた…と書くのも、正直変な話だ。誰もが一人の人間としての尊厳を大切にしながら、それぞれが自分自身の表現を通して、見る人たちに笑顔や幸せを届けようと舞台に立っていた。たまたまそこへ、身体的な障害を持った人たちもいただけのこと。けっして特別な組み合わせではない。それが我々の日常に当たり前に溶け込んでいる風景であることを、舞台に立つ人たちが一つのSHOWを通して示したことで、その当たり前を改めて感じさせられた。そういう嬉しい機会にもなっていた。