桜庭裕一郎

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    桜庭裕一郎サクラバユウイチロウ

    フジテレビ系ドラマ『ムコ殿』——TOKIO長瀬智也演じる超売れっ子シンガー・ソングライター、桜庭裕一郎が竹内結子演じる新井さくらと結婚。新井家に“ムコ殿”として迎え入れられる(結婚は隠して芸能活動は継続)。その後は、家族内の問題や裕一郎・さくらの結婚がばれるのでは!?……とスリリングに展開していくのである。
    普段はさくらに甘えっぱなしの天然オトコながら、仕事となるとセクシーな二枚目と化す裕一郎の“ジキル&ハイド”キャラはもちろんのこと、事務所の社長・小峰卓郎を演じるつんく♂(友情出演)の金にも情にも熱いナニワ商人風情もよい。
    で、桜庭裕一郎のヒット曲として劇中でも唄われている「ひとりぼっちのハブラシ」が、TOKIOのシングル「メッセージ」とのダブルA面曲としてリリース。作詞/作曲は前出のつんく♂。裕一郎の“クールネス(シンガー)”と“ピュアネス(ムコ殿)”という2つの側面が、「芸能人ということで愛する妻・さくらに苦労をかけている=さくらゴメン」という状況を加味しながら、聴き手の心にじわじわと浸透してくるという点で非常に秀逸なナンバーであった。
    03年には、熱い要望に応えて『ムコ殿』の続編が登場(奥さんは、酒井法子演じる石原南)。今度の劇中歌「お前やないとあかんねん」も桜庭裕一郎名義でシングル・リリースされ、大ヒット間違いナシである。