安達朋博

1983年生まれ、京都府出身。８歳よりピアノを始め、07年、クロアチアのイーノ・ミルコヴィッチ音楽院を経て、クロアチア国立ザグレブ大学音楽学部ピアノ科卒業。ピアノをエフゲニー・ザラフィアンツに指導を受け、室内楽をピエール・イヴ・アルトーに師事した。在学中より、日本やヨーロッパ各地で多数のコンサート、またはソロ・リサイタルを開催。特に05年にドイツで開催されたソロ・リサイタルは地元各紙にも大きく取り上げられ、「高い集中力と繊細な音」「自信に満ち溢れ華麗」「最高クラスのピアニスト」などと高く評価されている。

07年８月に日本での正式なデビュー・リサイタルを開催。クロアチアの作曲家によるピアノ作品を積極的に取り上げ、その演奏会が雑誌『音楽の友10月号』に掲載され、「透明で思いの深さを感じさせる音色」「激しさと叙情を憧れに満ちた音色で巧みに構成した演奏」と若いピアニストとは思われない賛辞が寄せられた。同年11月に開催されたザグレブ弦楽四重奏団との共演も好評を得て、ソロのみならず室内楽の分野においても力量を発揮し、有名な詩人でもある駐日クロアチア共和国大使館のドラゴ・シュタンブク大使からも称賛された。

08年には、テレビ東京系『たけしの誰でもピカソ』に出演。その独特な演奏は視聴者から反響を呼び、北野 武より「豊かな感性」と絶賛された。現在、精力的に演奏活動を展開中で、日本人離れした音楽的センスが光り、熱烈なファンを増やし続け、10年９月には＜バップ＞よりアルバム『EXIOTIC CHOPIN』で満を持してメジャー・デビュー。雑誌への記事執筆やラジオ出演など、多方面にて活動中だ。