五輪真弓のデビュー作『少女』に今更ながら驚愕さらに評価されて然るべき邦楽アルバムのひとつ
五輪真弓のデビュー50周年企画として、今月から“MAYUMI ITSUWA 70's Album All Titles Release”がスタート。これは1970年代の彼女のアルバム10タイトルがデジタルリマスタリングされ、3カ月間でBlu-spec CD2で発売され、同時にハイレゾ配信も行なわれるというものである。1月25日にその第一弾として、『風のない世界』(1973年)、『時をみつめて』(1974年)、そして、『Mayumity -うつろな愛-』(1975年)がリリース&配信された。というわけで、当初は上記3作品にいずれかを紹介しようかと考えていたのだけど、本文でも述べた通り、初期の五輪真弓作品にまったく触れてこなかった筆者である。“ここはまずはデビュー作を聴くべきか”と『少女』を聴いてみたら…その音像の素晴らしさにちょっと興奮してしまった。あとは本文に書いた。