中島優貴

「極ジャンプ…よみがえる氷河」という脅威的なタイトル！　これにはヤラれまちた……。その他にも「ハレー彗星来襲…神経衰弱」「コンピュータ・トーキング"The End Of The World"1999年8月18日」などなど、エキセントリックな楽曲名が目白押し。——お察しの通り、これらは80年代初期に制作された作品であります。中島サンはノストラダムスの大予言を真摯に受け止めちゃったヒトのひとり。その危機感から生まれた、情熱と最新技術の結集とも言えるエレクトロニック・サウンドは凝りに凝りまくっており、タダならぬ才能を感じさせます。
当時は全人類に対して警告を促す勇敢なメッセージ・ソングだったのであろうが、今となっては痛いほど虚しい……。そんなことに想いを馳せながら、中途半端になってしまったフューチャリスティック・サウンドを御堪能くださいまし。