ホラーゲーム「青鬼」がテレビ&劇場アニメ化!テレビ版はSDキャラのショートホラー&コメディに
noprops氏が製作した原作ゲーム「青鬼」は、2004年にインターネット上に公開され、09年にニコニコ動画内で関連動画の投稿が開始。ゲームの舞台はオーソドックスながら、複雑な謎解きや仕掛け、恐怖をあおるBGM、突如現れプレイヤーを追いかけてくる青鬼の恐ろしさとインパクトなど、無料ソフトとは思えぬクオリティが話題となり、多くのファンを獲得した。発売から7年を経た現在、関連動画の数は2万件にのぼり、再生回数は累計1億回を超える人気コンテンツへと成長している。13年にノベライズ化、14年に入山杏奈&須賀健太出演の「青鬼」、15年に中川大志&平祐奈出演の「青鬼 ver.2.0」と2度にわたって実写映画化もされたが、アニメ化は初となる。
テレビ版は、原作をベースとしたホラー&コメディタッチのショートアニメ。キャラクターはすべてSD化され、ポップでグロテスクな「あおおに」が登場する。物語は、無人の洋館で奇妙な化け物「あおおに」に襲われた少年少女4人が、館からの脱出をかけて謎解きに挑む姿や、「あおおに」と戯れる“肝だめしライフ”を描く。
一方、劇場版は完全オリジナルのストーリー&キャラクターで、本格ミステリーを展開。原作ゲーム、小説、実写映画版にはない、新たな謎、秘密、恐怖が創出される。
テレビ版、劇場版ともに「ひぐらしのなく頃に」「地獄少女」のスタジオディーンがアニメーション制作を担当。テレビ版は、総監督を「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」「落第騎士の英雄譚」で3D監督を務めた濱村敏郎、監督を「わしも wasimo」「リルリルフェアリル」のエンディングアニメを手がけた前田地生、キャラクター原案を「ひぐらしのなく頃に」「STEINS;GATE」の坂井久太、キャラクターデザインをkichi、シリーズ構成・脚本をかねこけが担う。劇場版のその他のスタッフは、現段階では明らかになっていない。
テレビ版のキービジュアルは、薄暗い廊下で4人が「あおおに」から逃げる場面を切り取っている。デフォルメされた可愛らしい絵柄ながらも、ブルーベリー色の巨大な体で少年らを追いかける「あおおに」は、異様な存在感を放っている。