佐野ひなこ『探検隊の栄光』で監督と
猛特訓「涙が止まらなかったです」
映画『探検隊の栄光』に出演した佐野ひなこ (C)2015 「探検隊の栄光」製作委員会 (C)荒木源/小学館
『探検隊の栄光』紅一点の佐野ひなこは、1994年生まれの21歳。主な出演ドラマには「水球ヤンキース」「地獄先生ぬ~べ~」「デスノート」があるが、映画については本作がデビュー作となる。彼女が演じる新人AD“赤田たまき”は、いい大人が「探検番組」を真剣に作っている姿を、どこか冷めた目で見ている役どころ。佐野の世代にはぴったりな、いかにも現代の若者らしい設定ではあるが、そんな彼女に対し、“演じる”という部分においては監督も手加減することはなかった。
「佐野さんには、相当早くからお会いして、何回も(演技の)特訓をしました。1シーン、1シーン細かく練習をして、彼女のキャラクターに合った赤田像を作り上げていきました。赤田のイメージに合わせた話し方から始めて・・けっこうキツい言い方もしましたけど(笑)。とてもサバサバした性格なので、最初は「うんうん、分かった!」って・・完全に若者のノリで。その時は真剣なのかすら全然わからなかったんですけど(笑)、実はすごく真面目な子で、1つ1つを真剣に修正して、どんどん女優になっていったと思います。はじめは目を見て芝居ができていなかったけれど、最終的には藤原君の目をしっかり見て芝居できるようになっていたし、本当に成長しましたよ。完成した映像を見ると、ああゆうADいるよねぇって思えるほど、自然な演技になってると思います」(監督談)
監督との練習は相当なもので、1つの台詞を何十回も練習をしたという。加えて佐野は、どの役者もスタッフも口をそろえて言う“撮影の過酷さ”を体験する。撮影は春だったが、異常気象による極寒のなか、ほとんどが整備のされていないロケ撮影だった。
「最後のシーン、映画ではあまり佐野さんの泣き顔はフィーチャーされていないけれど、今まで積み重ねてきたものが1番試されるとき。赤田にとっても佐野さんにとっても、大きく成長を左右させる大事なシーンだよって、伝えました。彼女も女優として、それにきちんと応えてくれていましたね。」(監督談)
「最後のクランクアップは、終わった! という気持ちと同時に色々なものが込み上げてきて、涙が止まらなかったです。」(佐野談)
クランクアップを迎えた彼女は、今までの特訓や撮影を思い出し、監督と熱いハグを交わした。監督をはじめ、キャスト・スタッフのモノづくりへの愛がたくさん詰まった映画『探検隊の栄光』の詳細については、公式サイト(http://www.tanken-movie.com/)をチェックしよう。
(C)2015 「探検隊の栄光」製作委員会 (C)荒木源/小学館
■映画『探検隊の栄光』予告映像
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