U2、ツアーをスタート!天国のマイケ
ルへ捧げる歌も披露

スペインで9万人の観客を魅了したU2のヴォーカル、ボノ

今年2月に約4年半ぶりのニューアルバム『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』を発売し、全世界で500万枚のセールスを記録しその変わらぬ人気ぶりを見せつけている世界を代表するロック・バンド、U2が同アルバムのワールド・ツアー『U2 360°Tour』を6月30日(現地時間)スペイン・バルセロナのカンプ・ノウ・スタジアムを皮切りにスタートした。
9万人のスペインの観客の度肝を抜いた大規模なステージは、まさしくU2の“宇宙ステーション”と言えるもの。4つの大きな足が神聖なるバルセロナFC本拠地に覆いかぶさるように伸び、大きなスタジアムからも360度見渡すことのできる球状の大きなスクリーンがぶら下がっている。総重量は390トン、トラック180台分の容量で、設営に4日間、装置を全て搬入するだけで2日間を要した。この規模はロック史上、もはや音楽史上最大と言えるのではないだろうか。
さらに、ワールド・ツアー用に同じセットが3つ用意されているというのだから驚き。メンバーのボノはステージ上で、「これが僕らが建てたかったもの。U2の宇宙ステーションだ」とコメントしている。

初日のステージは、最新アルバムから7曲、他に“プライド”“ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー”等22曲を演奏。 また、マイケル・ジャクソンの訃報を受け、メンバーはアルバム「魂の叫び」(88年)に収録されている“エンジェル・オブ・ハーレム”をマイケルに捧げた。

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