パスピエが鳴らす、奥行きあるポップ
センス

唯一無二を奏でる

一聴して耳に残るボーカルと、あらゆる年代の音楽を咀嚼しオリジナルと構築するポップセンス。フランスの音楽家であるドビュッシーの楽曲をバンド名に持つ彼らこそ、
だ。
2009年に
を中心に結成。コツコツと制作やライブを重ね、着実に人気を掴んできた。彼らの魅力は、キャッチーでは消化しきれない圧倒的な楽曲のクオリティだろう。作曲を手掛ける成田が大学でクラシック音楽を学んでいたこともあり、しっかりとした作法の上に音がなっている。さらにメンバーの意匠を汲み取り、ポップスとして展開しているからこそ、唯一無二の世界観を創りだしているのだ。
先日配信が開始された「影たちぬ」は、2021年第二弾シングルとしてリリースされた作品。音の相対性を意識して作られたサウンドは、陰りある現代にわずかな光が射すさまを表しているようにも思える。独特なサビのメロディーが耳に残るナンバーだ。


パスピエ





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