版画家・コマツソウルカッター追悼展
、高円寺で開催、追悼ライブも配信

2020年7月に急逝した版画家・コマツソウルカッターを追悼する展覧会として KOMATSU SOULCUTTER FINAL WORKS『ECHOES OF MY FOOTSTEPS』が、2021年5月11日(火)~6月6日(日)に、座・高円寺のGalleryアソビバで開催される。

今回、2016年から2017年に製作したシルクスクリーンプリントを、作品を入替ながら展示(5月24日作品入替え予定)のほか、別会場にて未公開の銅版画も展示。さらに追悼LIVE(配信)、展示版画・関連グッズの販売など多岐に渡り展開される。

コマツソウルカッターは、1965年三重県生まれ。美学校にてシルクスクリーン、銅版画、写真を学んだ後、自主版画制作者として活躍する。その後、悪性リンパ腫を患い、2020年7月29日に他界。長年、渋さ知らズのチラシやポスターを描いてきた彼に対して、渋さ知らズ・不破大輔より、次のコメントが寄せられた。

コマツソウルカッターさん
何故だか辛いというか悲しい
(実際のことではなく印象のことです) 思い出ばかりが巡ってくる。
どうにも言葉がうまく出てきません。
最初に会ったのは池袋の呑み屋だった。彼の人柄は好きだったし作品も、
筑波にあったアクアクでスズキコージさんと組んでもらった事もあった、
渋さのポスターやチラシでは沢山世話になりました。
でも、なんと謂うか、ずっと彼から「死」を感じていました。大病する以前からです。
ライブにはよく来てくれたし、
パフォーマンスを共にした事も、あれをやろうこれをやろうと、 会話する事も多かったです。
が、目の前にいない時、彼の存在がすっぽり無くなってしまっていました。
彼の訃報を聞いた時も悲しさというより喪失感というよりも
なんだか落ち着いた気持ちになった、
ザワザワした感じが晴れた気がしていました。
こんな感じがずっとなのでどうにも文章を綴る事が難しい。
儚さと切ない気持ちが蘇ってしまった。

不破大輔(渋さ知らズ)

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