指揮者・原田慶太楼とNHK交響楽団に
よる初のアルバムが発売決定

日米で活躍が目覚ましい注目の指揮者・原田慶太楼とNHK交響楽団による、初のアルバムが発売される。
原田慶太楼
国内で注目を集める原田は、アメリカとロシアで指揮法を学んだ後、 20歳の時にモスクワ交響楽団でラフマニノフの交響曲第2番を指揮して、プロ・デビュー。その後アメリカに戻り、ロリン・マゼールに師事、またレヴァインのアシスタントを務め、アリゾナ・オペラのアソシエート・コンダクター、名門シンシナティ交響楽団のアソシエート・コンダクターなどのポジションを歴任し、2020年からアメリカジョージア州サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽&芸術監督に就任している。
昨年コロナ禍で、国内でも急速にプレゼンスを高め、弱冠36歳の若さながら、今や国内の主要オーケストラから引っ張りだこの人気となり、21年4月には東京交響楽団の正指揮者に就任したばかりだ。
本格的デビュー録音となる当作品は、19年8月に初共演し、一気に信頼関係を築いたNHK交響楽団と、原田にとって得意中の得意ともいえる、アメリカとメキシコで書かれた作品を集めたもの。ダンスのリズムを取り入れ、アメリカらしい情熱が感じられる名曲ばかりで、N響の名手たちのソロも含めて非常に完成度の高いアルバムとなった。
アメリカ音楽のメインストリームといえる、コープランド、バーンスタインから、黒人作曲家のウォーカー、ニューヨークに住んでいたアルゼンチン人のピアソラ、メキシコのマルケスと、アメリカの多様性を象徴するようなラインナップも、大きな魅力といえるだろう。