【w-inds. インタビュー】
ベストアルバムをリリースすることで
感謝の気持ちを伝えられる
一年にしたい

L→R 橘 慶太、千葉涼平

3月14日に20周年を迎えるw-inds.が、デビュー曲「Forever Memories」から最新曲「Beautiful Now」までの全シングル47曲を収録したベストアルバム『20XX “THE BEST”』をリリースする。これまでの軌跡を網羅した、まさに記念碑的作品について語ってもらった。

“長くやってきたんだな”って
改めて20年という時間を感じた

20周年を迎える日にリリースされるベストアルバムは豪華な内容になりましたね。

一日では聴き終わらないんじゃないかっていうぐらいのボリュームになりました(笑)。20年やってきたからこそのボリュームだと思うと、ここまで続けてこられたことがありがたいと思いますね。

千葉

聴いてみて“長くやってきたんだな”と、改めて20年という時間を感じました。本当にいろんなジャンルの楽曲をやらせてもらってきたとシングル曲だけでも感じますし、このベストアルバムをきっかけにw-inds.を聴いてくれる人がいたとしたら、楽曲のバリエーションにびっくりするんじゃないかなって思います(笑)。そういう変化も楽しんでもらえる作品になりました。

20年という時間はすごく長いんですけど、シングルの曲名を見ているとそんなに長く感じないんです。どれもリリースした時のことをすぐに思い出せますし、過去の曲が近く感じます。20年でシングル曲が47曲なんですが、もうちょっと出せたんじゃないかとかいろいろ感じたりもしました(笑)。

このタイミングでベストアルバムをリリースしようと動き出したのはいつ頃ですか?

昨年の夏頃です。20周年を迎える3月14日に特別なことというか、感謝の気持ちを伝えたいと思ったんです。ベストアルバムをリリースすることで、みなさんに20年をもう一回振り返っていただいて、感謝の気持ちを伝えられる一年にしたいなって。

“20XX “THE BEST””というベスト盤らしいタイトルになりましたが。

これまでにもベストアルバムはリリースしてきましたけど、ちょっと凝ったタイトルにしてたんです。でも、今回はシンプルなほうがいいんじゃないかと思って、削ぎ落として、20年目にしてシンプルなタイトルにしました(笑)。

並んでいるシングルの曲名を見るだけでも、その時その時を思い出すと思いますが、それぞれターニングポイントになった曲を挙げてください。

千葉

僕は「CAN’T GET BACK」(2008年11月発表)ですね。それまでのシングル曲も好きな曲ばかりなんですけど、パフォーマンスを活かせるようなカッコ良い曲をやりたいってずっと思っていたんです。アルバムにはそういうタイプの曲はありましたけど、この曲で“ようやくシングルでも出せる!”って嬉しく思った記憶があります。

僕は「New World」(2009年12月発表)です。僕自身もそうですし、w-inds.としてもターニングポイントだったんじゃないかと思いますね。この曲はEDMをいち早く取り入れた曲なんです。僕たちは日本ではまだ誰もやってないんじゃないかっていう時期にEDMにハマって、こういう音楽とダンスの融合がすごくカッコ良いと考えていたので、「New World」を出せたことが今のスタイルのw-inds.への第一歩だったと思います。

初回限定盤に同梱される、ストリーミング配信サイトでのシングル以外の再生数上位楽曲を収録したスペシャルディスクについてもお願いします。

一番新しいアルバム『100』(2018年7月発表)から「Temporary」が入っていたのにはふたりとも驚きました。

千葉

初期の曲が多いんだろうなって予想していたので、本当にびっくりですね。予想してなかったからこそ、自分たちとしては嬉しさも大きいです。

新しいアルバムもそれだけ愛されていることを実感できたので、新しいオリジナルアルバムを早く作りたくなりました(笑)。

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