【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#182
シンガーソングライター・あがた森魚
の言葉
あの「あがた森魚」を超越したいと思うから、未だに音楽を作り続けているんだよね
あがた森魚を知る人で、「赤色エレジー」を知らない人はいないのではないだろうか。この記事の中で本人も、「僕も45年前、23歳のときに“赤色エレジー”という曲を書いたのだけど(1972年にリリースされたあがたのデビュー曲)、そこに『あがた森魚』の全てがあったとも言える」と語っている。自他共に認める代表作で、フォーク界のみならず歌謡界に衝撃を与えた曲だ。インタビュー当時、あがたは、69歳。そして、今もなお音楽活動を続ける理由が、今回の名言である。インタビューでは、現役ロックミュージシャンであり続ける原動力について率直に語られており、締めの言葉にはロックの神髄が感じられる。「人から狂人、罪人、詐欺師と言われようが、『これがロックンロールだ!』ってやってるやつが、ロックだよ」。
1948年9月12日生まれ、北海道留萌市出身。シンガーソングライター、ミュージシャン、映画監督、俳優、エッセイスト。高校2年生の時に、ボブ・ディランの「Like a Rolling Stone」の影響で、作詞作曲に目覚める。1970年、『IFC前夜祭』にて初ステージに立つ。1970年、鈴木慶一と出会いロックバンド アンクサアカスを結成(後の、あがた森魚とはちみつぱい)。1971年、あがた森魚と蜂蜜ぱいの名義で、<中津川フォークジャンボリー>に参加。1972年、キングレコード内に設立されたベルウッドの第一弾アーティストとして林静一の同名漫画を題材としたシングル「うた絵本 赤色エレジー」でメジャーデビュー。同年、「赤色エレジー」を再録して再リリース。約50万枚売り上げる大ヒットとなった。よしだたくろうや、泉谷しげる、友部正人とともに”ニュー・フォーク四人の旗手”と呼ばれ、一躍スターダムにのし上がる。1974年、あがたの脚本・監督・主演・音楽による映画『僕は天使ぢゃないよ』を製作。1981年、ニュー・ウェイヴ・バンドのヴァージンVSを結成。2008年、60歳を迎え還暦記念全国ツアー『惑星漂流60周年!』を展開。2009年、ドキュメンタリー映画『あがた森魚ややデラックス』を公開。2013年、<FUJI ROCK FESTIVAL’13>に出演。2020年12月12日、『浦島2020』をリリース。現在72歳にして、絶賛活動中。
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