【HoneyWorks インタビュー】
『告白実行委員会』を代表する
人気男子キャラ5人が勢揃い!
L→R Gom(Composer)、ヤマコ(Illustrator)、shito(Composer)
4カ月連続リリースのラストはシングル「婚約戦争 feat. 瀬戸口優×望月蒼太×芹沢春輝(CV:神谷浩史・梶裕貴・鈴村健一) / さみしがりや feat. 柴崎健×柴崎愛蔵(CV:江口拓也・島﨑信長)」。楽曲シリーズプロジェクト『告白実行委員会〜恋愛シリーズ〜』の原点の3人がドタバタを繰り広げる「婚約戦争」と、不器用な兄弟愛を描いた「さみしがりや」には人気声優が参加! ファン必聴の一枚となった。
より劇っぽく、
台詞台詞したものを入れたかった
「婚約戦争」は『告白実行委員会』の原点となる男子3人の楽曲ですが、1月にリリースされたアルバム『好きすぎてやばい。〜告白実行委員会キャラクターソング集〜』に収録された「東京オータムセッション feat. 瀬戸口優・榎本夏樹・望月蒼太・早坂あかり・芹沢春輝・合田美桜(CV:神谷浩史・戸松遥・梶裕貴・阿澄佳奈・鈴村健一・豊崎愛生)」では、社会人になって仕事と恋愛で悩む姿が描かれていたので、そこからの流れから今回はどういう時系列で、どういう設定になっているのかを教えていただけますでしょうか。
shito
「東京オータムセッション」は24〜25歳になった彼らの歌で、今回はキャラクターの性格を活かした、劇みたいな曲になっています。だから、本筋とは関係ない流れなんです。
「東京オータムセッション」でプロポーズを決意するようなシーンもあったので、“3人の中で誰が最初に婚約を決めるのか?”みたいな感じで、まさに“婚約戦争”なのかと思っていました。
Gom
タイトルを見て、そんなふうに3人の結婚にまつわる曲なんじゃないかと期待してくれたファンの子がたくさんいましたね。蓋を開けたらそうじゃなくて、“ごめんなさい!”という感じです。でも、もっと大人になった3人の曲をいずれ書いてみたいと思っているので、結婚うんぬんの曲はまだしばらくはじらそうと思っています(笑)。
3人が追いかけ合っているドタバタが目に浮かぶ曲ですが、Gomさんが作曲したとのことで。
Gom
はい。こういうテンポが速めでドラムがバンバン鳴っているサウンドは久しぶりに作りましたね。でも、硬派なロックにしすぎないように、いろんな効果音を入れたり、台詞パートを入れて…その台詞パートもここまで大胆に入れたことは今までないですね。より劇っぽく、台詞台詞したものを入れたいというのが、テーマにありましたから。
声優さんのレコーディングはどんな感じでしたか?
Gom
梶さんが最初だったんですけど、その時に“結構やっちゃっていいですか?”って訊かれたので、“ぜひ!”とお願いしたら想像を超えてて。それはすごく嬉しかったんですけど、あらかじめ3人に聴いていただいていた仮歌とだいぶ違うもちた(梶裕貴が声優を務める登場人物の望月蒼太の愛称)が出来上がって。それを聴いた鈴村さんと神谷さんが“こう来たか!”っていう感じで、苦笑いしながら“じゃあ、僕らもこれくらいやるしかないじゃないですか”って、すごく楽しい雰囲気かつ、テンションを上げて取り組んでくれました。神谷さんが梶さんのテイクに対して愛のあるイジりをしていて(笑)。みなさん、現場をすごく楽しい雰囲気に盛り上げてくれました。
鈴村さんのレコーディングはいかがでしたか?
Gom
鈴村さんは春輝(鈴村健一が声優を務める登場人物の芹沢春輝)としての歌唱イメージが僕らの中ですでに出来上がっていたし、鈴村さんの中にも確固たるものがあったと思うので、完成度がすごく高かったです。とにかくスムーズだったし、台詞も一発OKでした。梶さんの台詞のニュアンスを受けた歌パートも、“これぐらいですか?”みたいな感じで、いくつものパターンに挑戦してくれて助かりました。
台詞パートと歌のディレクションはちょっと違いますよね。
Gom
そうですね。どんな場面なのかを伝えつつ、“ここはちょっとニヒルな感じで”とか“もっと落ち着いた感じで”とかやってました。
でも、人気声優の3人が一曲の中でコミカルに演技を繰り広げるというのは、ある意味すごく贅沢なことですよね。
Gom
そうですね。神谷さんも“つき合いが長くなりましたね”みたいな感じで言ってくれて。やっぱり前回の「東京オータムセッション」で大人になってそれぞれが結婚を考えるという、恋愛のゴールみたいなところを描いた部分があったので、“まだ新曲ができるとは思わなかったです”とも言っていただけて、新曲を歌えるということを喜んでくれました。それはきっと梶さんや鈴村さんも同じ気持ちだったと思います。
ヤマコ
初期からの優(神谷浩史が声優を務める登場人物の瀬戸口優)、もちた、春輝に対して、“また曲を出してくれて嬉しい”というファンからのコメントもたくさんあって、それは私たちとしても嬉しかったです。私がふだん描くキャラクター像とは違って、また新たな一面を見せてくれた感じの曲になっていて…特に優が声を張り上げて命令する王様役だというのが秀逸で。ちゃんとキャラクターになった上で、優として王様を演じてくれているのはさすがですね。
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それぞれが表では見せない面をこの曲で見せているアーティスト
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