L→R  愛蔵、勇次郎

L→R  愛蔵、勇次郎

【LIP×LIP(勇次郎・愛蔵/
CV: 内山昂輝・島﨑信長)
インタビュー】
“ジュリエッタ”は
感謝を伝えたい時に
自然と浮かんでくるワード

2020年8月発表の「ヒロインたるもの! feat. 涼海ひより(CV:水瀬いのり)」を原作にした、TVアニメ『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』オープニング主題歌を収録するニューシングル「ジュリエッタ」が完成! プロデューサーであるHoneyWorks(以下、ハニワ)の3人に楽曲制作やレコーディングの裏話、アニメ『ヒロインたるもの!』の印象、そして今後の展開などを語ってもらった。

「ロメオ」を作った時から
「ジュリエッタ」を構想していた

「ヒロインたるもの!」の涼海ひよりの物語がテレビアニメ化されたことについて、今、どんなお気持ちですか?

shito
MVでは表現しきれなかった部分までキャラクターの心情を丁寧に表現することができるから、アニメ化は自分たちとしても嬉しいです。また、LIP×LIPが生まれた時からアイドル編、学校編を作りたいと思っていたので、映画でアイドル編を作っていただき、それに続けて学校編でのアニメ化が決まって、やりたいことが実現できて良かったです。

成海聖奈や萌奈、柴崎 健なども登場してオールスター勢揃いのようで、次は誰が出るのか毎週楽しみです。実際にアニメを観た印象や、みなさんの中で話題になった回やシーンなどあれば教えてください。

Gom
白波 渚はまだ発表していない楽曲もあるので、登場するシーンは湧きましたね。
shito
やはり運動会でしょうか。告白実行委員会のキャラクターを出すことができましたし、年代に関係なく絡ませることができるので、本読みの段階からメンバーでも盛り上がっていました。
ヤマコ
5話のライヴシーンは言葉ではなく、歌とパフォーマンスでひよりを励まし、応援していたのがLIP×LIPらしいなと思いました。MVの静止画だけでは表現できない、アニメとして実際に歌って踊っているところが観られてすごく嬉しかったです。また、「この世界の楽しみ方」(2020年12月発表のシングル/映画『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』エンディング主題歌)は“MVのシャワーシーンを取り入れたいですね!”と女性スタッフさん中心に盛り上がった記憶があります(笑)。

もしアニメ制作現場やアフレコ現場にも足を運んでいたら、その時の感想も教えてください。

ヤマコ
ひより役の水瀬いのりさんに喜怒哀楽からコミカルなものまで、いろいろなひよりを演じていただけてとにかく楽しかったです。方言も可愛くて、アニメによってより個性が際立ったと思いますね。印象的なのは、早見沙織さんに演じていただいた中村千鶴のシーンです。前半は大人しい女の子なのですが、オタクっぽくまくし立てたり、メイド喫茶のちゅーたんになったり、そのギャップのある声に聞き入ってしまいました。特にひよりと喧嘩するシーンは、私もとても楽しみにしていたのですが、数テイク演技してくださり、“もっと口悪く”“もっと強く”“もっとキツく”と、どんどん激しく振り幅の大きい、理想の千鶴を演じてくださいました。

オープニング主題歌である「ジュリエッタ」を作るにあたってテーマにしたことは何ですか?

Gom
実は“ジュリエッタ”というワードは、ハニワの初の全国ツアーのタイトルになっていたり、感謝を伝えたい時に自然と浮かんでくるワードなんですよね。ふたりのいろんな感情を表現するために、たくさんの音が使われているのも聴きどころです。
shito
「ロメオ」(2017年2月発表のアルバム『何度だって、好き。~告白実行委員会~』収録曲)を作った時から、いつか“ジュリエッタ”というタイトルの曲を作ることを構想していました。メッセージソングになっているこの曲を、心からファンのことを思って歌えるふたりになる成長をアニメで見届けてほしいです。
ヤマコ
MVでは「ロメオ」で描いた王子様衣装のLIP×LIPを「ジュリエッタ」でも多く描いています。衣装もバージョンアップさせ、いろいろな経験を経て成長したLIP×LIPがファンであるジュリエッタたちに、さらに多くの愛を伝えたい…というイメージで描きました。

どこかカントリーチックで軽快なサウンドをベースにしながら、ロマンチックさやドラマチックさも兼ね備えたサウンドも秀逸です。

shito
この曲に限らずハニワ曲は、基本的にキャッチーにしようと繰り返しのメロディーを使って、覚えてもらいやすく、歌ってもらいやすくするように心がけています。サウンドに関しては、自分がバンドマンだったのでバンドサウンドをベースに、アイドルらしいキラキラしたサウンドを足していく作り方をしていて。インストを聴いた時でも何かしらの楽器が裏のメロディーを歌っているように、普通の伴奏にならないようしています。デモを作る段階で、どの楽器がどの場所でどんなメロディーを奏でるかまで決めて、演奏陣にブラッシュアップしてもらっています。

歌詞はどういったイメージで書かれたのですか?

shito
歌詞はLIP×LIPのふたりがジュリエッタに話しかけているイメージで書いていきました。なので、ラストサビだけでなく、全体を通して“歌”ではあるのですが、どこかメロディーに乗せて話しをしているようなニュアンスが入っていると思います。

カップリング曲の「青へ」は“ハードル”や“レース”、“コース”などが歌詞に出てきて、涼海ひよりのイメージだと思いました。この曲はどんなイメージで作ったのですか?

Gom
“ハードル”などは出てきますが、ひよりだけに向けてというわけではなく、青春しているみんなに…というイメージです。LIP×LIPのふたりにも当てはまりますし、聴いているみなさんも日常の中で、競争したり乗り越えたりしなければいけないタイミングがあると思うので、たくさんの方に共感してもらいたいですね。

どちらも頑張っている人を肯定して背中を押す応援歌だと思いました。楽曲として聴いた時に、聴いた人がどんな気持ちになってくれたら嬉しいですか?

Gom
まさに応援歌なのですが、聴いたあとに清涼感があるような、清々しさを感じてもらえるとより嬉しいですね。
L→R  愛蔵、勇次郎
シングル「ジュリエッタ」【Type AIZO(初回⽣産限定盤)】(CD+DVD+GOODS)
シングル「ジュリエッタ」【Type YUJIRO(初回⽣産限定盤)】(CD+DVD+GOODS)
シングル「ジュリエッタ」【通常盤】(CD+GOODS)

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着