音楽クリエイター集団
TOKYO RABBITを紐解く【前編】
“出し惜しむことを恐れていたら
次はない”
L→R トサキユウキ(Gu)、堂野アキノリ(Vo)、阿部樹一(Pf&Key)、大塚篤史(Dr)
演奏力の高いメンバーが揃ったが
編曲ができる人がいなかった
「2017年に昔バンドを一緒に組んだこともある大塚と“バンドをもう一回やろう”という話になったんです。ですが、その当時はまだプロモーションの仕方も分からなかったんですよね。僕はとりあえず、ユニバーサル音楽出版と作家契約をしていて、でも、ある程度縛りはありますから、バンドとしてはあまり動けなかったので作家契約を辞めたんですよ」(堂野)
その経験を経て、堂野は2018年に独立をするため『TOKYO RABBIT RECORDS』を立ち上げた。基本的にひとりで経理や事務、宣伝などを行なっていたが、会社として環境が整ってきた時、今はなきライヴハウスの青山HEAVENで阿部樹一(Pf&Key)と出会う。
「青山HEAVENの店長だったハマさんに“ハマさん、ピアノでいい人いませんか?”と訊いたら“阿部ちゃんだよ! 阿部ちゃんうまいんだよ”と言ってくれたので、阿部さんと会うことになったんですけど、彼がほとんどしゃべらないんですよ(笑)」(堂野)
「そんな感じの紹介だっけ?(笑) もともと僕もハマさんは知っていたので、それで紹介してくれたのかな」(阿部)
「それで、僕と阿部さんとベースをひとり入れて青山HEAVENでライヴをしたんです。その後、ライヴをしたし、一緒に作品を作りますかということなってバンドに加入してもらいました」(堂野)
「『TOKYO RABBIT RECORDS』のレーベルをスタートする中で、考えたらサウンドメーカーができる人がいないという話になって。阿部さんも大塚も演奏力が高いし、僕は曲も作れるけどアレンジができる人がいなくて。それで、僕としてはレーベルもバンドも停滞してるし、どうしようかと思っていたんですね。僕はレーベルで新人のプロデュースもやっているんですが、その中で別のアーティストの編曲をしていたのがトサキだったんです。彼が作るサウンドがとても良かったので、一緒にやってほしいと声をかけました」(堂野)
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