ブリティッシュファンクの
源流となった
アベレージ・ホワイト・バンドの
傑作『カット・ザ・ケイク』
AWBの結成とその影響
余談だが、グリース・バンド〜ココモの流れは、はっぴいえんどからキャラメル・ママ〜ティンパン・アレイへの流れと、偶然ではあるがよく似ていると思う。なお、イギリスには他にもゴンザレス、バッツ・バンド、FBIなどの優れたファンクグループがあるが、それらはAWBに直接的間接的に影響されている。
ボニー・ブラムレットと
エリック・クラプトンのサポート
そのあたりから徐々にAWBの名前が知られるようになり、MCAレコードからデビューアルバム『ショウ・ユア・ハンド』をリリースする。このアルバム、出来は悪くないのだが全く売れず、活動拠点をアメリカに移す。運良くアトランティックレコードと契約が成立し、2ndアルバム『AWB』(‘74)をリリースすると、前述のようにこのアルバムに収録された「ピック・アップ・ザ・ピーセズ」が大ブレイクし、全米チャート1位を獲得する。この少し前にオリジナルメンバーで名ドラマーのロビー・マッキントッシュが亡くなるのだが、後任のスティーブ・フェローニは、マッキントッシュにも増して優れたグルーブ感を持っており、このアルバム以降AWBの音楽はパワーアップしていく。
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本作『カット・ザ・ケイク』についてアーティスト
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