小野大輔、司馬遼太郎短編をラジオで
朗読 10月3日から5週連続放送

小野大輔が司馬遼太郎短編の朗読に挑戦

小野大輔が司馬遼太郎短編の朗読に挑戦 小野大輔が司馬遼太郎の短編「売ろう物語」を朗読するラジオ番組「川口技研 Presents 司馬遼太郎短篇傑作選」が、10月3~31日の5週にわたって放送される。毎週土曜午後6時から、OBCラジオ大阪、TBSラジオでオンエア。
 同番組は司馬作品を人気声優がひとりで朗読する趣向で、女優の竹下景子がナビゲーターを担当。小野のほかに3人が出演することが決まっており、出演声優と朗読作品名は後日発表される。
 小野は、「同じ名前を持ちながら、まったく別の人生を歩んだ2人の又兵衛。あの時代だからこその悲喜交交と、抗(あらが)いようのない運命。そこに生きていた人間の熱量をそこはかとなく、ひしひしと感じられるストーリーです」と朗読する短編の内容を語りながら、「(朗読では)セリフの躍動感、会話における2人の距離感を意識しました。生きたセリフ、生きた会話になればなるほど、語りの部分との差異も生まれ、相乗効果としてストーリーが立体的に伝わるのではないかという狙いがありました。時代がかった言い回し、用語などが絡み合い、難易度が非常に高い文章でしたが、だからこそやりがいがありました」と朗読に挑戦した感想を述べている。