ジャニーズWESTの桐山照史が主演した
、鄭義信作・演出『泣くロミオと怒る
ジュリエット』が書籍化 

2020年6月12日(金)劇作家で演出家の鄭義信が生み出した、『泣くロミオと怒るジュリエット』の本が発売されることが決定した。
本作は、作・演出を鄭が務め、ジャニーズWESTの桐山照史が主演、柄本時生らが出演した舞台。シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』を題材に、初めての恋に突っ走る若い2人と、それを取り巻く不器用に生きる人々を、役名や地名はそのままに、舞台を戦後の関西の港町へ移し、セリフは全編関西弁、キャストは全員男性で創り上げた。公演は好評を博すも、コロナ禍で一部公演が中止(東京公演は2月8日(土)~2月26日(水)のみ実施、大阪公演は全て中止)となった。
そんな本作の戯曲が書籍として緊急出版される。再演希望の声が高まる傑作を体験できるのは、本書のみ。「再起」と「希望」の物語を本書で体感しよう。
鄭義信 コメント
鄭義信
ロミオは泣き濡れている。ジュリエットは怒りまくっている。時代は嵐に向かっている。僕たちは嵐に向かって叫ぶことはできるのだろうか。
「演劇は不要、不急の代物なんかじゃない!」
今こそ、今だからこそ、もっと生きることの喜びを! もっと愛を、希望を、勇気を! そして、もっと演劇を!
担当編集者 コメント
東京公演の中止が決定した3月下旬、すぐ出版を決めました。鄭版ロミ・ジュリが埋もれてしまうことはあまりにも惜しかったからです。その後、演劇界はどんどんと苦しい状況に陥りました。鄭さんはこの出版が、被害の警鐘とファンドの立ち上げなど再起に動き出す人たちの一助になればとも、あとがきに書いています。

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