特別展『北斎/HOKUSAI 2020』開催決
定 《冨嶽三十六景》《北斎画》など
が揃う大規模展示に
2020年7月18日(土)から8月30日(日)まで、特別展『北斎/HOKUSAI 2020』が東京ミッドタウン・ホールにて開催される。
世界で最も有名な日本の絵師のひとりである葛飾北斎。その生誕260年を記念して行われる本展は、代表作である《北斎画》全883頁、《冨嶽三十六景》全46点、《富嶽百景》全102図を通期で展示するという、かつてない規模での特別展となる。
冨嶽三十六景「凱風快晴」 葛飾北斎 山口県立萩美術館・浦上記念館 (チコチンコレクション)
冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」葛飾北斎 山口県立萩美術館・浦上記念館(浦上コレクション)
《北斎漫画》《富嶽百景》は、世界最高の質と量を誇る浦上満氏(浦上蒼穹堂)のコレクションを、《冨嶽三十六景》は、山口県立萩美術館・浦上記念館が所蔵する、浮世絵コレクターのフェリックス・チコチン氏による「チコチンコレクション」、浦上敏朗氏による「浦上コレクション」を集結。これにより、北斎の3つの作品が一堂に会するという。
北斎漫画「雀踊り」 葛飾北斎 浦上満氏蔵
富嶽百景「不二峰出現」 葛飾北斎 浦上満氏蔵
さらに、凸版印刷による超高精細なデジタルアーカイブデータを用い、肉眼では不可能な細部の鑑賞などから作品の深みや描いた意図を体感的・直観的に学べる、没入型の大型デジタル展示も行う。
冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」デジタルデータの拡大イメージ 山口県立萩美術館・浦上記念(浦上コレクション) (c)凸版印刷株式会社
建築家・田根剛氏による展示プラン:冨嶽三十六景 *イメージは構想段階のもので変更になる場合あり
展示空間の設計は『エストニア国立博物館』(2016年)や『北斎展―グランパレ』(2014年)を手がけた建築家・田根剛氏が担当。北斎の3作品それぞれを徹底的に研究・解読することで生まれたキーワードに基づき、作品ごとに異なるコンセプトをもつ空間を計画している。
建築家・田根剛氏による展示プラン:北斎漫画 *イメージは構想段階のもので変更になる場合あり
建築家・田根剛氏による展示プラン:富嶽百景 *イメージは構想段階のもので変更になる場合あり
それぞれの作品の魅力を最大限に伝え、体感できるテーマを各部屋に設定。そのテーマに基づいた作品のみどころや解説を空間に付与し、来場者自らが学ぶことを促す仕掛けによって「北斎の偉業・功績をスタディする」展示空間を実現。“新たな北斎ワールド”を体感できる。
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