ダンサー木原浩太が所属する加藤みや
⼦ダンススペースが、3年ぶりの長編
新作公演『帰点 -KITEN-』を上演

2020 年2月29日(土)~3月1日(日)俳優座劇場において、加藤みや⼦ダンススペースが新作公演『帰点 -KITEN-』を上演する。
加藤みや⼦ダンススペースは、日本の現代ダンスを代表するカンパニーの一つとして国内外で認められており、所属ダンサーは中川鋭之助賞受賞の木原浩太を始めとして、ダンス界で活躍中のダンサーを多数輩出している老舗カンパニーとなる。長編作品の上演は、2016 年の『Voice from Monochrome 』以来3年ぶりで、今回はコラボレーションアーティストとして彫刻家・金沢健一を迎え、各地の展覧会で好評を博している鉄の彫刻作品《音のかけら》とダンサーの身体が出逢う。
加藤みや⼦がメンバーと共演するのも久しぶりで、内外から期待の声が多く届いており、また主要ダンサーの木原が3 月末より長期海外研修へ行くことになるので、今作を最後にしばらく日本での出演がないため、貴重な公演となりそうだ。
加藤みや子
木原浩太
金沢健一
【作品メッセージ】
作品イメージ
あなたには帰るべき大切な場所がありますか?
それは何処でしょう?それを失くすことがあったとしたら…? どうするでしょうか……?
移民・災害難民の問題が深刻化する現代社会を生きる者として、それぞれの大切な地点“帰点”について考えます。それは記憶を持った場所、自分が帰りつきたいと思う場所であり、具体的な地名や国とは違って、今はないけれど昔はあった、という記憶の中の場所……。原風景とも言われるその場所には、我々が知っておくべき大切なものが詰まっていると感じます。細胞に刻まれた感覚・記憶は、今ある瞬間とどう繋がるのか、時間と共に消えていくのか、誰にもある繰り返し起こる帰点へのざわつく感覚を身体に刻みます。

アーティスト