リアルvsバーチャル…バーチャルヒュ
ーマンライヴが魅せた新時代の兆し
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音楽を媒介にした未来を紡ぐパフォーマンス
このキャラクターデザインを手掛けたのは、映画「アバター」などを手掛けたドイツのトッププロダクションMimic。そのクオリティだけでもビックリの代物(もはやドッペルゲンガー!)。
ステージ上では、YELLOCKがミキシングしたかと思えば、ギターやベースを抱えてかきならし、そしてドラムパッドを叩いたりと既存のライヴと変わらぬパフォーマンスを披露。途中、DJ AKiとMC YUUKiが加わり、さらにはHarukiDという実在するシンガーが熱唱。会場は大いに沸き上がっていたわけだけど、その間もバーチャルヒューマンはYELLOCK本人と同じパフォーマンスを遂行する。もはやオーディエンスは生のYELLOCKを見るか、バーチャルヒューマンを見るべきか……なんて因果性のジレンマも。
ただ、現実社会において今後より一層激化するであろうリアルとバーチャルのせめぎ合いに、このバーチャルヒューマンライヴはリアルが先導しながらバーチャルと共存する、新たなスタイルを提示していたことは確か。
そのうえ、映像面でも一方向からの描写だけでなく、360度あらゆる角度からバーチャルヒューマンが映し出され、なおかつ様々な映像をオーバーラップさせたりもできるので表現方法は自由自在。しかも、後で聞いたところではバーチャルヒューマンもまた置換可能。それこそ歴史上&架空の人物でも動物でもイケるようなので、エンターテインメント方向にふってもやりようはいくらでもありそうだ。
今回が初の試みだっただけに、まだまだ実験的な要素を多分に含んでいたけれど、確実に未来を示すことはできたハズ。テクノロジーと共存し、ともに進化していくバーチャルヒューマンライヴ。今後の展開にも期待大!
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