中井貴一、ディーン・フジオカに駄目
出し 「話すときの間が長い」

(左から)三谷幸喜監督、中井貴一、ディーン・フジオカ

 映画『記憶にございません!』大ヒット御礼舞台あいさつが18日、東京都内で行われ、出演者の中井貴一、ディーン・フジオカと三谷幸喜監督が出席した。
 政界を舞台に、記憶喪失になった総理大臣(中井)とその周辺の人物たちが起こす騒動を描いた本作。公開から6日間で観客動員数80万人、興行収入10億円を突破する大ヒットを記録している。中井は「僕はいつも出演作を公開翌日に見にいくのですが、調べたら全部満席で入れなくて諦めた。本当にありがたい」と、まだ鑑賞できていないことを明かしつつ、うれしい悲鳴をあげた。
 中井は共演のディーンの印象について「立ち姿から何まで、どこにいてもディーン・フジオカ。最初は取っ付きにくいんだろうなと思っていたんだけど、とても真面目で真摯で優しい方だったので、僕はホッとしたんです」と惚れ込んだことを明かした。一方「話す時の間(ま)が長い。そこに何かを想像させるんです」と、ディーン独自のテンポに突っ込み、三谷監督も「しゃべり始めが遅い!」と追随。先輩たちからの駄目出しを受けたディーンは、「これぞ知的体育会系。鍛えていただいている」と、具体例を挙げながらゆっくり感謝の言葉を口にしたが、中井は「その間に悪意を感じさせる」とさらに指摘。「悪意はないです!」と慌てるディーンに、観客も大爆笑だった。
 また、この日に58歳の誕生日を迎えた中井のために、中井の大好物という「ハムカツ」58枚で作った巨大バースデーケーキが登場。中井は、「ハムカツは大好きですよ。でもここまで好きじゃない。こんなに食えるかな…」と笑わせながら、「ありがとうございます。うれしいです」と満面の笑みを浮かべた。

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