The Songbards『RUSH BALL 2019』ク
イックレポート ーー４人の美しいハ
ーモニーが風に乗りどこまでも

『RUSH BALL 2019』【ATMC】The Songbards
平均年齢23歳、地元・神戸を中心に活動する４人組The SongbardsがATMCへの出演を決めた。４人が向い合い、ジャーンと音を合わせてライブがスタート。
The Songbards
暖かみのあるギター・サウンドにピュアなメロディが映える「雨に唄えば」が軽やかに鳴らされると、それが合図かのように、ATMCに爽やかな風が吹く。午前中からの日射しも緩み、少し過ごしやすくなったそんな空気に音が溶け込んでいく。
The Songbards
松原有志（Gt.Vo）、上野皓平（Gt.Vo）の２本のギターの鮮やかな音色とツインボーカルに、時に柴田淳史（Ba）、 岩田栄秀（Dr）もコーラスに加わった４声の分厚いハーモニーが聴くものを魅了していく。「Time or Money?」では、どっしりとしたリズム隊が支え、じわじわと熱を帯びるロックンロールを展開。
The Songbards
「限られた時間なので、どんどん曲をやります！」（上野）と続けた「春の香りに包まれて」では、イントロとアウトロのアルペジオが物語を紡いでゆく。ドラマティックでフォーキーな響きを持つグッド・メロディが、どこまでも透明感のあるのびやかなツインヴォーカルで一層輝いていくよう。そんな野外に似合いすぎるナンバーに身をゆだね、集まった人はゆるりと気持ちよさそうに体を揺らしていた。
The Songbards
そのままスムースにカウントを取り、テンポアップして松原のヴォーカルからスタートする「ローズ」へ。一度聴いたら口ずさめそうなキャッチ―なメロディが印象的な「太陽の憂鬱」で、躍動感たっぷりに締めくくった。ＭＣは最小限でたっぷり曲を詰め込み、自分たちの音楽を伝えることに集中した25分。バンドサウンドのきらめきの中に、確かな意志と４人の絆が音から伝わる、そんな時間となった。
The Songbards
取材・文＝岡田あさみ　撮影＝田浦ボン
『RUSH BALL 2019』オフィシャルレポート一覧はこちら
元記事はこちら

アーティスト

タグ

おすすめ記事

人気

  1. 【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第1回 『自己紹介を。』 -

    2014.12.20 00:00

  2. 【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第16回 『巡り合いを。』 -

    2016.03.20 00:00

  3. 【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第2回 『忘れられていることを。』 -

    2015.01.20 00:00

  4. 【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第6回 『妬みを。』 -

    2015.05.20 00:00

  5. 【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第3回 『魔法の言葉は在るということ、を。』 -

    2015.02.20 00:00
もっとみる