DA PUMPの大阪城ホール公演をレポー
トーー7人が七夕の夜に魅せた「あの
景色」
「ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜」に移り、3段のセットを広々と使いながらU-YEAH、TOMO、YORI、KENZO、DAICHIらがそれぞれ躍動的なダンスで魅了する。ラップパートでのISSAとKIMIのマイクパスも軽快だ。「Com’ on! Be My Girl!」では、柔軟に変動するフォーメーションダンスの中でU-YEAHを他のメンバーらが持ち上げ、その下をISSAが歌いながらくぐり抜けるなど工夫をこらしたパフォーマンスが展開された。
激しいパフォーマンスから一転、優美なキーボードの音色とともにたった一人でステージに現れた紫色のセットアップ姿のISSAは、「ここからはしばしお座りいただいて、歌のコーナーをお楽しみいただけたらと思います。」という言葉とともに、DA PUMPの代表曲の1つでもあるバラード「Stay Together」をのびやかに歌い上げた。「Back To Your Heart」ではISSAの歌声をU-YEAHとYORIのコーラスが包み、DAICHIが星空の映像を背景に美しく舞う。「Without you」ではTOMOもコーラスに加わり、KIMIの哀愁漂うラップが夕焼けの映像と溶け合った。
KENZOのソロダンスが華を添えた「Little Loneliness 〜しあわせの隙間〜」のあと、紫色のセットアップを纏ってステージに揃った7人は、深い森のMusic Videoと同じ映像を背負いながら「if…」を披露した。束の間、メインステージにそよ風に揺れる桜の木が映され、ピンク色の照明とともに「桜」のイントロが流れると大歓声が会場を包んだ。この唄にはDA PUMPが歩んだ決して平坦ではない道のりと、屈せずに進む先に迎える未来が見える。最後のサビでは桜の花びらが舞い散る中、1万人の「桜フィンガー」が大阪城ホールに咲き誇った。楽曲が終わりメンバーが姿を消すと、歌詞の一節がステージに大きく映し出された。《かつて見たあの景色 見せたい人がいるのさ》
衣装を変えてステージに戻った7人は観客たちにダンスをレクチャーし、キャッチーなEDM「Do it! 宙にジャンプ」へ。会場が一斉に飛び跳ねた熱をそのままに「Steppin’ and Shakin’ 」と「CORAZON」を重ね、ステージと客席が「DA!」「PUMP!」とコールアンドレスポンスを交わした。メインステージとセンターステージを行き来しながら観客を一人残さず巻き込み、迎えた本編最後の楽曲は不動のアンセム「We can’ t stop the music」。センターステージに集結した7人は勇ましく、会場を見渡す眼差しは真っ直ぐだった。この景色に立ち会った誰もが誇らしげに拳を突き上げ、揺るぎなき意志を綴った詞を力強く大合唱した。
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