【ライブレポート】蓮花、AKIHIDEと
の共演も果たした奇跡の歌声「ありが
とうを伝えたい」
“白雪、燃ゆる心解かして…”──マイクを手にし、1曲目の「白雪」を歌い出した瞬間から会場の空気を一変させてしまった。儚さを持ちながらも芯の通ったボーカルは、次々と披露される楽曲たちに確かな“生命”を吹き込んでいくように存在感に溢れたもの。雨だれのようなピアノのフレーズが切なく響き、洗練された空気が漂う「笑顔の影」、ノスタルジックなイントロから劇的な展開をみせ、見事な高音ファルセットで魅了した「金魚涙。」、バンマスでもあるキーボード小野塚晃(from DIMENSION)とのデュエットが新鮮だった「ただ一つ、」、美しいピアノの調べと“君の居場所になって 暗闇も照らしたい”と、包み込むような優しいボーカルに引き込まれた「ツキノカケラ」。
「今の季節にぴったり」という言葉を添えて披露した「徒桜」では、透明感あふれる歌声を存分に聴かせた。
「ありがとうを伝えたい」──蓮花
このライブ中、何度も感謝の言葉を口にしていた蓮花は、その思い通り、一言一言を大切に歌い、しっかりと思いを観客に届けた。客席の視線も耳も、ただただステージ上の蓮花へと注がれていたことが、それが伝わっていた証明だ。
本編が終わり、蓮花とバンドメンバーがステージを降りると間髪入れずに起こったアンコール。その声に応えて再び登場した蓮花は、アンコールへの感謝を述べると、この夜のスペシャルゲストであるAKIHIDE(from BREAKERZ)を紹介した。
AKIHIDEとの共演後、蓮花は再びMCで感謝の言葉を伝え、「人とのつながりのおかげで知ってもらえた」と、まさに蓮花にとっての始まりの歌であるデビュー曲「If ~ひとり思う~」が演奏された。水面をすべる風のように凪ぎ、祈りにも似た神聖な響きすら感じさせる同曲は、蓮花の“癒しの歌”の真骨頂と言っていいだろう。
何よりも雄弁に、混じり気の無い思いを伝える蓮花のボーカルの力をひしひしと感じたMotion Blue横浜 1stステージ。その2ndステージでは、言葉を大切にし、歌に込めて思いを届けることにこだわり続けたZARD・坂井泉水の「君に逢いたくなったら…」のカバーが披露されたのも納得だ。蓮花は唯一無二の“歌声”で、これからも様々な思いを届けていくに違いない。
■1stアルバムリリース記念ライブ<蓮花Live 2019〜星の羽ばたく夜は〜>2019年4月27日@Motion Blue横浜セットリスト
白雪
笑顔の影
金魚涙。
ただ一つ、
ツキノカケラ
徒桜
時を超え
星の羽ばたく夜は
-encore-
LOTUS
If ~ひとり思う~ ※1stシングル
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