人気声優・早見沙織が歌う「夢の果て
まで」は大正時代の女性の心情
人気声優・早見沙織が歌う「夢の果てまで」は大正時代の女性の心情
早見沙織の歌声は、優しい声が特徴的だ。東京都出身の早見沙織は、幼いころから母親の影響でジャズやJ-POPなどの様々な音楽に慣れ親しんできた。小さいころから、歌うことが大好きだったと本人談もある。そして、中学生に進学した頃から声優学校へ通いながら、ジャズボーカルを習い始める。早見沙織の音楽の原点は、ジャズが大きいようだ。
『夢の果てまで』の作詞と作曲を手掛けたのは竹内まりや。この表題曲は、早見沙織が主人公の花村紅緒役を務めた『劇場版 はいからさんが通る 前編 〜紅緒、花の17歳〜』の主題歌になっている。
Aメロの歌詞を紹介していく。浪漫(ロマン)の香りは、『はいからさんが通る』の主人公の紅緒が過ごした大正時代を表している。「じゃじゃ馬娘」は、物語の中に登場する天真爛漫な主人公の紅緒の愛称で、呼び名みたいなものだ。作中に登場する言葉を、竹内まりやの巧みな手法で歌詞の中に散りばめているのも、『夢の果てまで』の魅力的なところ。アニメの物語と一緒に歌詞カードを見るのも楽しい曲だ。
勇気こそが幸せをつかむチャンス!
サビの歌詞を紹介する。「時代を跳び越えて 進んでく勇気を」は、大正時代の女性を表していると考える。窮屈な毎日の中で、時代を超えて進んでいかなければならない女性の強さを、『夢の果てまで』の中で一番力強く、早見沙織の歌声で表現されてるのがサビ部分といえる。柔らかく優しい歌声の早見沙織と紅緒が重なる部分でもある。
ラストのサビの歌詞を紹介する。ラストのサビで初めて、この曲のタイトルである「夢の果てまで」という言葉が出てくる。大正時代に生きる強い女性の象徴である”紅緒”を表現するために、曲のタイトルを惹きつけるためにわざと最後に一回だけ登場させているのだと考える。
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