【SILENT SIREN インタビュー】
やりたいことがまだあるうちは、
まだまだ止まらない
L→R あいにゃん(Ba)、ひなんちゅ(Dr)、すぅ(Vo&Gu)、ゆかるん(Key)
ひなんちゅの誕生日でもある平成31年3月13日に、6thアルバム『31313』をリリース。フレンズのひろせひろせ(MC&Key)が作編曲を担当した楽曲も収録され、初期から変わらないSILENT SIREN(以下、サイサイ)らしさと、これからを感じさせる新たなチャレンジも詰め込まれた作品になった。
この10年いろいろやってきたけど
もっとピッチを上げていきたい
アルバム『31313』のリリース日である平成31年3月13日は、ひなんちゅさんの誕生日ですね。
ひなんちゅ
嬉しいですね。でも、みんなにいろいろと気を使わせてしまうようで、ちょっと申し訳ない気持ちもありますけど。
最後の13曲目にはバースデーソング「Happy Song For You」も収録されていて。
あいにゃん
曲の中で、実際にひなんちゅにサプライズを仕掛けている声も入っています。
メンバーの誕生日は必ず、全員で集まっていますよね。
ゆかるん
一昨年のひな(ひなんちゅの愛称)の誕生日には、当時ひなが『ポケットモンスター』にはまっていたから、ひなに主人公サトシの格好をさせて、私たちがポケモンになってポケモンセンターに行って。
あいにゃん
ポケモンの格好のまま横浜を練り歩きました(笑)。
ひなんちゅ
そういうことをやらなくなったら逆にヤバいと思います(笑)。いつも、スタッフさんの誕生日もお祝いしているんですよ。
さらに結成10年目ということで、今思うことはどんなことですか?
ひなんちゅ
バンドという以前に、女子が4人揃って何かを10年やってるというだけですごいことだと思います。たいてい女子が4人いたら、何かしらドラマが生まれるものですから。映画で言えば男の人は『ハングオーバー』、女の人は『セックス・アンド・ザ・シティ』みたいな感じ(笑)。全員が同じ性格ではないから何かが起きるし、だからこそ生まれるものもある。この10年いろいろやってきましたけど、もっとピッチを上げていきたいとは思いますよね。のんびりしていられないというか…
すぅ
それこそ今回収録している「Letter」の歌詞にあるように、《あれもみてみたいな これもやってみたいな》ですよ。やりたいことがまだあるうちは、まだまだ止まらないです!
サイサイらしさもありながら、新しいことにもチャレンジしていて、10年目を象徴したようなアルバムになりましたね。
あいにゃん
例えば「無重力ダンス」ではシンセベースを取り入れていて、すぅもパッドを取り入れていたり、他の曲にも新しい試みがたくさんあります。
すぅ
「渇かない涙」では、ひながウィンドチャイムを鳴らしていたりとか。サイサイっぽい音も残しながら、“新しいじゃん!”と思ってもらえるものをふんだんに取り入れています。
これまでも全員が作詞や作曲に関わってきましたが、それぞれの個性がより開花していますね。例えば、あいにゃんさんの曲は「ALC.Monster」。タイトルの“ALC”はアルコールのことで。
あいにゃん
単に私がビール好きというのもあって、お酒の場でみんなと楽しめる曲があったらファンのみなさんも喜んでくれるんじゃないかと。演奏も激しいので、ライヴ映えしそうですよね。直接的に言わず、それっぽく聴こえるような言葉で作詞をするのが楽しかったです。
ゆかるん
お酒に限らず、みんなと一緒に盛り上がる場の定番曲になるんじゃないかと思います。サイファミ(ファンの呼称)の集まりとか、いろんな場面で使える曲ですね。
「REBORN」はクボナオキさんが劇伴を担当されている映画『ラ』のエンディング主題歌で、胸に響くミディアムバラードですね。
すぅ
『ラ』はジワっと滲みるというか、考えさせられる作品で。主人公の想いが自分たちとも重なる部分があったので、それを踏まえて歌詞を書きました。自分を変えなきゃと思って、生まれ変わった気持ちで、あの頃に捨ててしまった夢を再び握って歩き出す歌です。
あいにゃん
バンドマンが主人公なんですけど、バンドのメンバー同士で喧嘩をするシーンもあって。バンドをやっているからこそ気持ちが分かる部分がたくさんある映画でした。
ゆかるん
バンドをやっていなくても進路に悩んでいる学生や今の自分に疑問を抱いている社会人とか、いろんな人に刺さる曲だなと思います。
「卒業」はシンプルでさわやかなバンドサウンドで。
すぅ
桜や春をテーマに作った曲はたくさんありますけど、ストレートに卒業をテーマに作ったのは初めてです。何からの卒業なのかは聴いた方それぞれに当てはめてもらえればいいと思いますけど、私としては学校で歌ってほしいですね。ゆくゆくは音楽の教科書に載るような曲になったらいいなというイメージで作りました。
森山直太朗さんの「さくら」のような?
すぅ
アンジェラ・アキさんやいきものがかりさんの曲もそうなんですけど、私たちが学生の頃はレミオロメンさんの「3月9日」を合唱コンクールや卒業式で歌ったりしていて。バンドの曲が教育の現場で歌われるのってすごいことですよね。そういう曲になったらいいなという夢を持っているし、学生さんたちに届いてほしいです。サイサイはポップな曲調で知られているから、“こういう曲もあるんだよ”ってたくさんの人に歌ってもらえたら、うちらにとってもきっと新しい革命が起きると思うんです。
Dメロのあとにほぼピアノと歌だけになるところもあって。ピアノを伴奏に、学校で歌う曲のイメージですね。
ゆかるん
だから、ピアノの譜面も出したいですよね。そうすれば学校でも歌ってもらいやすいと思いますし。
すぅ
十何年後かとかに、自分たちの子供が歌ってたらすごいよね!
アーティスト
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