窪田正孝・柚希礼音がW主演する、舞
台『唐版 風の又三郎』のテレビ放送
が早くも決定

2月8日(金)渋谷Bunkamuraシアターコクーンにて上演される、窪田正孝・柚希礼音W主演の『唐版 風の又三郎』が、早くも6月にWOWOWで放送されることが決定した。
2013年『唐版 滝の白糸』以来6年ぶりの舞台となる窪田正孝と、元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音がW主演。さらに、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、風間杜夫ら豪華キャストが集結した本公演。演出は蜷川幸雄、唐十郎に師事した金守珍が務めることで、注目を集めている。注目度の高い本公演をWOWOWでも楽しもう。
【物語】
死の花嫁を捜しにどこへ行く、オルフェ。死の魔窟は……死の耳はどこにある。分かっているよ。僕たちは分かっているんだ。そして、わざとこんな風な言いぶりで、何かを計っていることも。さあ、行こう、代々木のテイタンへ。死んだ恋の人を尋ねて。東京の下町で二人の男女が出会う。精神病院から逃げてきた青年「織部」と宇都宮から流れてきたホステスの「エリカ」。二人はこの物語の中では恋人同士ですらなく、ただ、『風の又三郎』のイメージを介して結びつくもろい関係。汚濁した世間で生きていくことができずに病院に収容され、それでも、自分を連れ去る風の少年に憧れる織部は、その面影をエリカの中に見い出す。エリカは自衛隊の練習機を乗り逃げした恋人を探す道連れとして、この純真な青年を利用する。探し当てた恋人はすでにこの世の人ではなく……。ガラスのような精神を抱え、傷つきながらもひたすらに、自らの「風」である女を守ろうとする青年と、いまわしい血の記憶に翻弄させる女との、恋よりも切ないものがたり。

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