Bunkamura Galleryで『金子國義 展』
 アバンギャルド芸術の最前線をリー
ドした時代の寵児に迫る

『金子國義 展』が、2019年2月1日(金)~2月13日(水)まで、Bunkamura Galleryで開催される。
2015年2月、Bunkamura Galleryにて開催された金子國義展『美貌の翼』。折しも刊行された自叙伝の堂々たる記述がおのずとそれを伝えるように、そのユニークな人間性と絶対的な美意識によって多くの人々を虜にしてきた金子は、同展でも往時と変わらぬ健在ぶりを見せつけた。しかし、その約1か月後に突然の訃報。奇しくも、初の自伝の出版を記念したBunkamuraでの個展が彼にとって最後の発表の場となった。そしてその翌年に開催された追悼個展「終わりと始まり」では多くの人がその人生の美学を回想し酔いしれた。
60年代以降、三島由紀夫、高橋陸郎、唐十郎、四谷シモン、コシノジュンコらとともに、時代の寵児としてアバンギャルド芸術の最前線をリードした金子國義。今展では、アリスやエロティシズムの境地に至るまで、その全貌を垣間見ることのできる貴重な油彩、ドローイング、版画作品を販売する。

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