【ライブレポート】Re:NOラストライ
ブ、ついにAldiousを脱退
Aldiousが12月17日に東京TSUTAYA O-EASTで<Aldious Tour 2018“We Are”~Final~>を行なった。これは今年4月からスタートした全国ツアーのファイナル公演であり、Re:NO(Vo)のAldiousにおける最後のライブでもある。今回のツアー中、耳管開放症(じかんかいほうしょう)によりRe:NOは不調をきたすようになり、医師の診断の結果と本人の負担を踏まえたうえで、現在の形での音楽活動の継続が困難となり、11月下旬に正式にAldiousからの脱退を発表している。
ツアー・ファイナルというのは、ツアーが終わってしまう寂しさも常につきまとうライブでもあるが、さらにRe:NOのラスト・ライブとなってしまうことで、ライブ・タイトルFinalの文字が余計に悲しみを帯びていた。ソールド・アウトとなった会場には1000人を超えるオーディエンスが詰めかけ、しかし開演前はどこか粛々としたムードも漂っていた。
ところが19時10分、SEが響き始めるとその雰囲気は一変。SEに合わせて掛け声が巻き起こり、華麗なドレスに身を包んだ艶やかな各メンバーを熱く出迎える。そしてライブはYoshiとトキの攻撃的なリフが貫かれたナンバー「We Are」からスタート。そのイントロ中、ステージに登場したRe:NOはセンターに立ち、煽るように両腕を広げると、リフをかき消すほどの大歓声が上がり、激しくコブシも突き上がる。さらにサビになれば、「We Are!」と力強いコーラスもフロアから轟く。さっきまであった感傷的な気持ちは、Aldiousの5人が気合の入ったプレイとライブ・パフォームで吹き飛ばしていく。
またオーディエンスからの熱を浴びて、テンションをどこまでも高める5人。網タイツの太ももをあらわに、セクシーぶりにさらに磨きをかけたYoshiがリフやメロディを奏で、ピンクのミニスカート・ドレスも刺激的なトキはトリッキーなフレージングをこれでもかと聴かせる。ツインテールで幼さも魅力のサワは、そのイメージから想像もできないほどのヘドバンなど激しい動きを繰り出しながら力強いベースで攻め立てる。義理父のテリー・ボジオ譲りの多点セットをクール・ビューティに叩くのはMarinaだ。そしてRe:NOはファンひとりひとりを見つめながら気持ちを込めて歌い上げていく。
またオーディエンスからの熱を浴びて、テンションをどこまでも高める5人。網タイツの太ももをあらわに、セクシーぶりにさらに磨きをかけたYoshiがリフやメロディを奏で、ピンクのミニスカート・ドレスも刺激的なトキはトリッキーなフレージングをこれでもかと聴かせる。ツインテールで幼さも魅力のサワは、そのイメージから想像もできないほどのヘドバンなど激しい動きを繰り出しながら力強いベースで攻め立てる。義理父のテリー・ボジオ譲りの多点セットをクール・ビューティに叩くのはMarinaだ。そしてRe:NOはファンひとりひとりを見つめながら気持ちを込めて歌い上げていく。
中盤には楽器陣のソロ回しもフィーチャーしたインスト「Instrumental 5」を挟みながら、Re:NOの憂いある歌が心に染み込むバラード「I Don't Like Me」なども披露。プレイに魅了され、歌に聴き惚れ、メンバー5人の美貌と色気で悩殺されるばかりのオーディエンス。そして「夜桜」からさらなるクライマックスでブチ上がる。本編ラストを締めくくるのは、2015年のアルバム『Radiant A』からのナンバー「Re:fire」だった。このラインナップでの初アルバムであり、Re:NOの急成長ぶりを印象づけたナンバーでもある。ツアーで鍛え上げた実力とこのライブに向けた思いで、さらに激しく狂おしく曲を輝かせていった。
変な湿っぽさを感じさせることなく突き進むライブ。アンコールでも感謝の言葉を口にしながら、嬉しそうな笑顔もこぼすメンバーだった。そしてアンコールの3曲目を飾るのは「Red strings」。曲調こそポップだが、別れと未来に向けた意志を描いた、Re:NOが作詞と作曲したナンバーだ。曲がエンディングに差し掛かったとき、演奏がブレイクしてRe:NOが叫んだ。
「みなさん、6年間、本当にありがとうございました!」
「みなさん、6年間、本当にありがとうございました!」
深々と頭を下げ、演奏が再開してもなお、お辞儀をしたままのRe:NO。メンバーの愛情に溢れた演奏とオーディエンスの温かい声援を浴びながら、ようやく頭を上げたとき、笑顔のまま涙で目をうるませるRe:NOがいた。感謝を込めた投げキッスでステージから去っていく彼女に、会場から自然に巻き起こるのはRe:NOコールだった。
それに応えて再び登場した彼女たち。それぞれが何度も感謝しながら、最後にRe:NOはこみ上げる思いを噛み締めながらこう語る。
「この5人で奏でる音楽は今日が最後になるんですけど、Aldiousは続いていきます。今後もよろしくお願いします」
それに応えて再び登場した彼女たち。それぞれが何度も感謝しながら、最後にRe:NOはこみ上げる思いを噛み締めながらこう語る。
「この5人で奏でる音楽は今日が最後になるんですけど、Aldiousは続いていきます。今後もよろしくお願いします」
そして本当のラストを締めくくるのは、Re:NOが6年前に加入して初めてシングルとなった「White Crow」。Aldiousらしい疾走感とマイナー・メロが貫かれるナンバーだが、Re:NOの歌に合わせて自然に起こるのは大合唱。後半、歌うのをオーディエンスに任せたRe:NOは「6年間、ありがとうございました!」と力の限り感謝し、彼女のトレードマークでもあるスワロフスキーで装飾されたマイクを、シールドから外して客席に投げ入れた。フロアから生まれるのは大合唱に代わって“ありがとう”の言葉。感動と感涙に満ちるツアー・ファイナルとなった。
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