青木隆治がデビュー20周年を迎え新た
に見据える場所とは?
青木隆治がデビュー20周年を迎え新たに見据える場所とは?
──あっという間ですか。
──なりたいものやりたいことを追っかけてきた20年でも、まだ何かを達成したとか掴んだみたいな感触はないっていうことで。
──まだ目指すところが先にあるということでしょうか?
──ものまねの人として定着してしまうことが。
──まさかものまねがハマって、たくさんの人に知ってもらうきっかけになるということは想像していなかったような?
──そのアポロシアターでの経験はかなり考え方を変えさせられたような?
──確かに私もアメリカとか、海外と日本の音楽エンターテイメントのシーンの差みたいなのはなんとなく感じはするんですけど、それって例えばどういうところに原因があるんでしょう?
──分かります。(笑)。
──すっごい思うんですよ。自分を見せてこうって、自分のこと「いいでしょ?」っていうふうに見せられるアメリカをはじめ諸外国と、自分を見せることは恥ずかしいと思っている日本の差、これってどうやったら変えていけるんでしょうか。
青木:みんながそうなればいいんですけど、多分、出る杭を打つこの国自体がよくなくて。
──確かに。本当にそうですよね。
──なんなんでしょうね。
言いたいことも言えないような間違った常識を根本から変えてかないと、僕は向こうのエンターテイナーには通用もしないだろうし、近づいてもいけないのかなと思います。
──アポロシアターでの経験を経て、音楽をやってくフィールドを海外に移そうという気持ちにはならなかったですか?
──じゃあ20周年一区切りついて…
──今、海外に行かれるっていう決意をされてる中で、見えてる5年後10年後のビューや、何を向こうで得られるか?という期待をされていますか?
青木:僕はあんまり5年後10年後とか先を全然考えてなくて、「今」やらなきゃ、当然未来にも繋がっていけないと思っています。なので、今できることをただやる、ということを考えてる。
考えても時代は変わっていくから、その現状に自分をぶつけていく。現状あるものに自分をぶつけていくことしかもう考えてないですね。
──「現状あるものに自分をぶつけてく」っていい言葉ですね!!!キャッチフレーズいただきました(笑)。
──いやいや。先ほどの名言もそうですが、青木さんは歌詞を書くときも、考えるより先に感性で出てくるような感じですか?
──ストレートにっていうところを意識、あえてされてるとこなんですね。
20周年の記念に制作した「Story」
──やっぱり帰るべきは原点。
──啖呵切って出てきた、ですか!
だからこの人たちのためにも頑張んなきゃいけないし、この人たちがいるから頑張れるしっていう。
──20周年という節目でこういった曲を書かれるのとかすごく分かる気がするんですけど、何が具体的にきっかけがあったりとか、こういうテーマで曲を書こうって筆を執った理由っていうのがあったんですか?
──常に心の中に誰かがいることを忘れないでいないと、進めるものも進めないし、成功するものも成功しないんですよね。
自分がそう思い始めてきたからやっぱりこの歌が作れたかなっていうのが。
──今だから書ける歌詞ですね。やっぱり聴く世代によって感じ方が異なる曲になると思います。
──対象が限定されてないからすごい幅広い方に当てはまる曲ですよね。
──いいですね!
──でもこれ、歌える人なかなかいないと思います(笑)、結構キー高いですよね。
──さすがです。女性でも割と頑張らないと。アレンジに関して、青木さんの方からリクエストというのは?
だから鼻歌で全部録ってそれを送って「音つけてください」って言ってバック来たのに対して「こここうしたほうが、こうがいい」っていうやり取りをしながら作っていってますね、いつも。
──ギターのポロンポロンした感じで始まるのがすごいいいなって思ったんですよね。
──青木さんってご自身がナチュラルにお好きな音楽ってどういう音楽なんですか?フォークソングみたいなところですか?
──うらやましいです、そういう環境に育ってきたことが。
──いいですね。全ての繋がりに感謝を持てたら、人生が豊かになりそう。サビではかなりストレートにその感謝を述べられていますね。
ショーパブで働いていた経験も
──例えばご出身の場所以外で、思い出深かったり好きな場所ってありますか?
青木:3、4年、茨城の土浦ってところのショーパブみたいなところで働いてたんですね、ものまねの。そこですかね第2のふるさとは。そこが僕のものまねを作ってくれたというか、そこに出てなかったら多分何も完成されてなかった。
──そこは、ものまねだけをやってらっしゃるショーパブなんですか?
──そこはどんなところなんですか?
──そこのお客さんとかリスナーの方、ファンの方からのリクエストで新しくものまねのネタの幅、人の幅を広げるとかってこともあったりするんですか?
──でも青木さんが出られてるようなショーパブが、土浦にあるんですね(笑)
──そうですか?
でも本当、いい経験しました。ここでは。最初行ったときもお客さん6人ぐらいしかいなかったし「こんな店なの?」と思って。それで半年ぐらいで全部満卓にして。
──すごい。
──しかも土浦っていう場所でですからね。
──フルーツなのがウケる(笑)
──そんな時代も過ごされて現在ものまねアーティストとしても有名な青木さんですが、Faceとしてご自身の曲を歌われる時に、逆にものまねをやってきた経験が邪魔になるっていうことってないですか?私すごい気になってまして。
──なるほど(笑)
──めっちゃかっこいいですねそれ。
「Story」のこだわりポイント
──この「Story」に関して、例えば歌い方でこだわられたところとか、「ここはこういうふうに歌ったら…」って計算された部分があったら教えていただけますか?
──1番ナチュラルに出てきたものが思いそのままを表現できるっていうような。
──そういう歌い分けをされるんですね。
──なるほど、この曲やバックグラウンドまで色々と教えていただきました。20周年のツアーが5月から行われていましたが、先日中野サンプラザでファイナルを迎えたんですね。
──これまでの5月からの感触っていうのはいかがですか?結構地方で歌われることが多いんですね。
──全然聞いたことない場所の名前とかありましたもん。
──グッズが結構ファンキーなデザインだったので驚いたんですよね(笑)。
──普通に超おしゃれじゃないですか!
──ものまねだ(笑)。かっこいいですね。そのサイズだったら女性も男性も兼用でいけますね。
──だからレインボーですか?
──いつもと違う仕掛けがあったようですね。
──それこそ一般の方がステージに上がるようなこともされているとか。
──純粋ですね。
──なるほど。大人の事情一切なしで(笑)。そういう音楽とかそういうエンターテイメントってあるべきですよね。
──あとは何か特別な企画や演出もあったんですか?
──映像をどのように使われているんですか?
あとCMのパロディとか映像で流したり、生演奏もあるしダンサーも出てきてダンスのコーナーもあるし。あとはアポロで歌ったホイットニーとかも歌いますし、本当いろいろいろんな顔を見せれるライブにしましたね。
──そんなステージ、青木さんにしかできないですよね、絶対。
──そうそう。楽しそう!
──ありがとうございます。フェスみたいにいろいろなコンテンツを1人でやられてるみたいな、なんかそんなイメージです。
──ありがとうございました!
Photo:橋本美波
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