CANDY GO!GO! 熱狂の夏のワンマン公
演を観て感じた、彼女たちは何時だっ
て夢を信じてるシンデレラだなってこ
と。
CANDY GO!GO! 熱狂の夏のワンマン公演を観て感じた、彼女たちは何時だって夢を信じてるシンデレラだなってこと。
今年に入りCANDY GO!GO!は、毎月最終月曜日に、TSUTAYA O-NESTを舞台に主催イベントを開催。自身も、毎回バンドを従え出演し続けている。同時に、今年は年に3回ワンマン公演を行うことを発表。第一弾を、4月8日にTSUTAYA O-NESTで開催。後ろまで人が押し寄せる中で熱気あふれるライブを行った。そして、第二弾となるワンマン公演をCANDY GO!GO!は、8月26日(日)にTSUTAYA O-Crestで実施。この日も満員の観客たちによる熱気に満ちあふれたライブになった。先に記しておくと、第三弾ワンマン公演は、12月25日にTSUTAYA O-WESTでおこなわれる。ここでは、8月26日(日)TSUTAYA O-Crest公演の模様をお伝えしたい。
CANDY GO!GO!の新たな入場テーマとして、誕生。怒鳴り散らす『MITSUKO』の演奏へ触発され、メンバーたちが舞台上へ次々と駆け出し、観客たちを煽りだした。
ライブは、高ぶった感情を一気に熱く唸らせるように『overdrive』から幕を開けた。「激しく揺らせ」の歌詞通り、彼女たちは雄々しい歌声とダイナミックな動きを通し、満員の観客たちをガンガン煽りだす。パッション突き付ける彼女たちのステージングに触発された観客たちも、舞台上へ向かい熱い手拍子を返していた。唸る魂と魂のバトル、でも、まだまだこれは始まりだ。
「今日は、ここにわたしの大好きな人がいます。それは……ここにいるみなさんです」
かなりベタな言葉だが、それが彼女の本音。本当はそこで沸き上がる…予定だったが、その言葉を冷静に受け止めていたところも、メンバーいじりの上手い観客たちらしさと言えようか。
中盤には、アコースティック・コーナーを設置。トップを飾ったのが、なぎさりん。彼女は新曲のバラード『タイムリープ』を歌唱。アカペラからの始まり。秘めた想いを吐き出すよう切々と歌う声に、カホンやギターが優しく音色を寄り添える。シンプルな旋律の上で、込み上げる想いのままなぎさりんは伝えてきた。切なさと愛おしさを重ね合わせ歌うその表情を、僕らはジッと見つめ続けていた。
最後にバトン受け取ったのが、礒野未来。彼女は穏やかなボサノバ風にアレンジされた『ファンファーレ』を真っ直ぐに、でも優しさも抱いた歌声として場内へ響かせた。何時もの姐御な表情を封印。乙女のように純粋無垢な心模様と歌声を魅力に、何時もの力強い『ファンファーレ』とは異なる、心へ優しく寄り添う姿を磯野未来は描いてゆく。終盤にはアカペラで歌唱。改めてCANDY GO!GO!の歌の軸を担う感情表現の豊かな歌い手である姿を、ここに示してくれた。最期にファンたちと一緒に作りあげた合唱も、とても温かかった。
ライブは、ふたたびバンドスタイルへ。着替えを終えた6人が届けたのが、CANDY GO!GO!の魂というべきナンバー『CANDY』。想いを胸に抱えながら、言葉のひと言ひと言を会場中の人たちの胸の奥へ奥へと彼女たちは届けてゆく。その想いを抱きしめた観客たちは、昂る気持ちを絶叫と熱い手拍子に変え舞台上へぶつけ返していた。僕らは知っている、「何時だって帰る場所」があることを。そこで彼女たちがオレンジの光を守り続けているからこそ、僕らは安心して彼女たちへ夢中になれる。
「CANDY GO!GO!は10月に新曲をリリースします。この曲は、ホントに今のわたしたちを書いてる曲だなと思って。日々つらいことばかりなんですけど、ステージに立っているときがわたしたちにとっての幸せ。それを作っているのがみなさんです。わたしたちは強がっているだけで、実際はメンヘラなんです。それでもみんなのために強がっていこうと曲を書きました」(なぎさりん)
向かい風を受けながらも大空を飛び交うように、とても伸びやかな、でも強い意志を彼女たちは『Fake News』へ重ねてきた。困難に立ち向かうほど輝く彼女たち。心の牙を剥きだせるのも、CANDY GO!GO!を支えてくれる仲間たちが何時だってエナジーを注いでくれるから。会場中の人たちが、メンバーと一緒に手を振り上げはしゃぎだす。なぎさりんに煽られ、絶叫をぶつけてゆく…。
「いつまでもわたしたちは絆で繋がっています」。最期にCANDY GO!GO!が届けたのが『endroll』だ。光を持って駆けだすビートロッチチューンに誰もが一緒に飛び乗り、つかめるはずと信じた未来へ突き進んでいた。沸き上がる想いを野太い声に変えながら、信じた道を彼女たちと一緒に走り続けたい。その先にどんな風景が待っているのだろうか…。でも、大事なのはその光景ではなく、そこへ向かう過程の中で得る勇気や元気、自分を認められる嬉しさ。それを感じたいんだ。それを示そうと、足掻きながらも必死に突き進む彼女たちに触れていると、僕らも同じ気持ちに心が染まってゆく。何時までも、本気の青春を共に感じ続けていれる。
軽快な演奏に合わせ舞台上へ姿を現したメンバーたち。アンコールでは、銘々に夏らしい格好で登場。礒野未来に至っては水着姿。さすが、セクシーダイナマイトボディが魅力の彼女らしい夏服だ。
「素敵なお知らせが出来るように今後ももっと頑張ります」。最期に彼女たちは、心地好い夏風を胸に吹かせる『大切なお知らせ』を届けてくれた。場内に生まれた熱狂を爽やかに昇華するように、歌の風が心を爽快な気分へ導いてくれた。終盤、フロアー中を震撼させた熱い雄叫び。「今から届けるよこの合図(サイン)を」。彼女たちの届けるサインを受け取るたびに、僕らはにやけた笑顔の自分になれる。心の手を、彼女たちへ真っ直ぐ伸ばしていける。この空間が好きだ。この音楽が好きだ。何よりCANDY GO!GO!が大好きだ。そんな最高の日々を、また一緒に過ごしたい。そのサインを舞台上から投げかけてくれる限り、僕らはそれを受け止め続けるから。そして若人たちよ、ここに新しい刺激を求めに来なさい。素敵な大人の体験が待っている…と、少し大げさに煽っておこう。
『MITSUKO』
『overdrive』
『神様のイジ悪』
『HONEY TRAP』
『ゲッダン!ジェラシー!ラブラブユー!』
『Yes-Yes-Yes』
『JUMP×JUMP』
『タイムリープ』
『いつか忘れられない女になる』
『ファンファーレ』
『CANDY』
『JACK!』
『No way go back』
『Fake News』
『Cinderella Call』
『そしてまた逢えると云うよ』
『endroll』
-ENCORE-
『ワンチャンサマー』
『YOU』
『大切なお知らせ』
アーティスト
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