AKB48チーム8、オムニバス舞台「KIS
S KISS KISS」囲み取材
ゲネプロ後にはメディア向け囲み取材が行われた。出演しているメンバー横山結衣(青森)、佐藤七海(岩手)、佐藤栞(新潟)、太田奈緒(京都)、山田菜々美(兵庫)、大西桃香(奈良)、濵咲友菜(滋賀)、人見古都音(岡山)、行天優莉奈(香川)、立仙愛理(高知)、谷口もか(宮崎)とゲストメンバーの倉野尾成美(熊本)、演出家の横内謙介氏が囲み取材に出席。
「KISS KISS KISS」は、古典的名作、ファンタジー、コント、ラブストーリー、ガチのハード青春ドラマなど14のストーリーをチーム8の歌と踊りでつなぐ、オムニバス作品。
11人のメンバーと日替わりのゲストメンバーが出演。全員がメインとサブキャストを交互に務めて織りなす短編集で見どころも満載。ふだんの劇場公演やライブ、SHOWROOMなどでは全く見られない表情やキャラクターなどを演じる。演劇の合間には、チーム8やAKB48の楽曲も披露している。
12人の初日への意気込み
横山「私自身が演技と舞台が初めてなので、ゲネプロから緊張していた。初日はもっと演技ができるように頑張ります」
佐藤七海「自分の殻を破る。アイドルをしている佐藤七海では見られないギャップが見られるので、そこをファンの人に見せたいです」
佐藤栞「初めてオムニバス形式。1つの作品でキャラクターが違う役をたくさん演じてきたので、初日では多くの人に感動してもらいたい」
太田「オムニバスは初めてでいろんな役をやらせてもらったし、髪型も変えている。「あの役とあの役は同じ人が演じてたんだ」とビックリしてもらえるように頑張りたい」
山田菜々美「演技をさせて頂けることが多くなってきたが、チーム8で演技をさせて頂けるのが嬉しい。チーム8の絆などを見て頂けると嬉しい」
倉野尾「今回、ゲストで出演。みんなよりも稽古や出ている場面は少なかった。みんな、1か月頑張っているのを見ていたので、初日が一番って言われるような演技が出来たらいいな」
大西「演技経験も少なくて、ふだんから映画やドラマも見ていない。約1か月の稽古期間でスタッフや横内氏が丁寧に指導してくれたおかげで、自分でも納得できる演技ができるようになった。いろんな役柄を演じている。本番でもっともっと出せたらいいな。頑張ります」
濵「舞台は今回で2回目。演技をすることが大好きで、稽古中もニコニコしながら楽しかった。初日も楽しい雰囲気が伝わればいいなと思う。頑張りたいと思います。
人見:今回が初めての舞台。ふだんからあまり声が出ないで「小さい」と言われる。今回の舞台をきっかけに、大きな声を出せるように頑張りたいと思います」
行天「舞台で演技することが好き。アイドルでニコニコしている私とは違う私を見てほしい。ファンの皆さんにグッときたり、お腹抱えて笑っていただけるように、見ている人を引き込むような演技の落差を出せるように頑張ります」
立仙「この舞台がお披露目の次のステージ。こんなにいい機会を頂いた。このチャンスを無駄にしないように頑張りたい。カッパの役も今までのチーム8の中で一番体を張っているのではないかと言われるくらい、体を張って頑張りたい」
谷口「演技は信頼関係がないと掛け合いとかがうまくいかない。チーム8は仲がいいと思っている(ここで、メンバーから「え?」との突っ込み)。仲の良いところを見せたらいいなと思います」
横内氏「まだまだ伸びしろの方がある。感動できるゲネでした」
せっかくだからオリジナリティを出したい。誰も見たことないような、本人たちも初めて見るようなものを作りたかった。とても贅沢なことをさせてもらった。
演技をやっていてわかるのだが、芝居は往々にしてお姫様と王子様だけが楽しくて、周りの小人たちや森の動物たちがどっちらけているということがままある。学芸会を思い出すとわかるでしょ。それが芝居の醍醐味でもあるけど。
せっかく初めてやるメンバーもいるので、まずは芝居を好きになってもらおうと思って、ちょっとでもいろんな役や演技方法に挑戦してもらった。お客様への見せ方やリアルな芝居をなるべく体験してもらいたかった。
それにはきちんと応えてくれた。一番最初の時に読み合わせのビデオを見せたい。ここから始まって、ここまできたのかというのを。まあ、今の状態でも、年齢が年齢だし、舞台経験も初めてや2回目のメンバーもいるから、まだまだ伸びしろの方がある。ただ、最初からここまで来たのは、感動できるゲネでした。さらに、この感動をお客様と分け合いたいなと思いました」
横内氏「『今日が歴史的な日だった』といわれるように」
横内氏は「このメンバーの中から、いつかミュージカルスターや舞台女優が生まれるんだと信じながら演出しました。僕は6人時代の初期のSMAPからアイドル演劇に関わっていました。あの時は誰も、香取がミュージカルの主役をやるとか、草なぎが演技で主部する姿は思っていなかった。長い歴史を見ると、後に振り返って『今日が歴史的な日だった』と言われるように、6回の演技をやり切って欲しいです」とコメント。
さらにメンバーの可能性を問われると「メンバーはおそらく自分でもびっくりしながらやっているところがあると思う。その時の表情はふだん見せていない表情。それを切り取っていくと、凄いドラマが見えてくるように演じている。僕の中では凄い手ごたえがあった。この中から演劇にはまる子も何人かいると思う。確かめ合っていないけどね(笑)」と。
ただし「そのメンバーは誰ですか?」との問いに、横内氏は「それは内緒。だって言われなかったら嫌だもんね」と笑いながら記者の質問をはぐらかした。
濵ちゃん「本番前はイライラしてましたね」
「我々としては冷静だった時間もある。後に振り返って楽しかったというのが大切。やっている時に楽しかったけど、あとで振り返ってイマイチだったというのが最低だから」とも。
濵から「一番怖いパターンですね。怒られなかったけど、でも昨日の本番前はイライラしていましたね」と突っ込みが入ると、横内氏も「ごめんね。まだ人間の修行が足りないですね・・・」にメンバーも大爆笑。
太田「『こんな役も演じれるんだ』というのを見てほしい」
例えば、立仙ちゃんも、初めてなのにこうやって体張ってやれるんだなというのを見てほしい。それぞれのメンバーが個性を出しているので、それを見てほしいし、そういう機会が与えられたのが嬉しい」と。
大西「いつでもおごったる」
その立仙は「衣装合わせの時にちょっと泣いちゃった。大西さんが手を握って『焼き肉おごったる』って言ってくださって、頑張ろうって思いました。カッパを見てほしい」とメディアの前でその思いと舞台裏を語ると、大西が「いつでもおごったる!」と頼もしく優しい漢気溢れる一言がかけられ、立仙も笑顔になった。
濵「私が言うから良いみたいな。。。」
また、濵は劇中で「ベロチュー」とアイドルらしくないセリフを発することについて「私が言うから良いみたいな。。。ベロチューやったことあうるよと思わせられるような演技をしていきたい」と言うと、周りのメンバーからも「ああーー」と笑い声に「大丈夫かな?」と。
それに対して横内氏は「生々しくあってよいと思う。秋元先生の歌詞をいくつか読ませて頂いた。歌で聴いているとなんとなく聴いてしまう楽曲も歌詞を読むと、かなりリアルな恋愛模様や思い、怒りが伝わってくる。10代でも表には出てこない内側に秘めている愛の衝動なども描かれている世界観がある。そこは宝塚とは違う。
秋元先生も『振り切れ!』と言っている部分があると思う。そのような表現が下品にならないかどうかは、彼女たちの才能やセンスの問題。彼女たちがセンス良く演じてくれたんだと思う」とフォロー。
横内氏「最初、横山は『私はできません』と言ってきた」
最初、横山は『私はできません』と言ってきた。『そんなこと普通言わないぞ』と思った。よく頑張ってくれた。横山のダンスを観なかったら『サロメ』は辞めていた。周囲のメンバーも男役などで、よく支えてくれた。そこもお客様に見てほしい」と語った。
「古都音をもっと舞台に引き出したくて」
しかもなるべく舞台で一人ポツンとさせるような役で。でも凄い頑張ってくれたので、楽しみです」と人見について語った。
その人見は一番見てほしいシーンについて「初舞台なのに、王子役をやらせて頂いた。自分がイケメンと思ってやっているので、そこに注目してほしい」と語った。
佐藤七海「泣くシーンの前には感情の集中」
立仙は「カッパです。カッパ役が正直嫌で泣いてしまったが、今日は笑顔できたので、もう大丈夫と語った」と。
行天は「ぶっ飛んでる姿を見てほしい」と。谷口は「女役よりも男役が多いので、そこに注目してほしい」と。
大西「チーム8で歌番組に出たい」
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