東京ワンピースタワーで6月13日〝麦
わらの一味〟の日を盛り上げる『ワン
ピース音宴〜イーストブルー編〜』イ
ベント!

1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、20年を超える超大作となっている大人気漫画『ONE PIECE』。日本だけでなく、世界中で発刊されており、“最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ”としてギネス世界記録に認定された。まさに、世界で一番売れている漫画として、日本が誇るべき歴史的作品と言っていいだろう。
そんな大人気コミックシリーズを原作としたアニメ『ONE PIECE』の史上初大型テーマパーク「東京ワンピースタワー」が、2015年3月に東京タワーで開園。2018年に入り、来場者は延べ100万人を突破、国内外からの多くの人が訪れる人気観光スポットになっている。
「トンガリ島」を舞台に〝麦わらの一味〟と冒険に出かけよう!
「東京ワンピースタワー」のパーク内は、ワンピースの世界にある冒険と遊びの島「トンガリ島」で、〝麦わらの一味〟が作った島民のための遊び場。〝麦わらの一味〟もたびたび訪れる彼らのナワバリという設定だ。
施設の出入口がある3F「いりぐちフロア」には、船長のモンキー・D・ルフィをはじめとした〝麦わらの一味〟が宴を開いている等身大フィギュアが並んでおり、フォトスポットとして自由に撮影することができる。背景に組まれているセットも物語に登場しそうな酒場のようで、まるでワンピースの世界に入り込んだような体験を味わえる。
デカイ肉もうまそう! 『ONE PIECE』の世界を再現
ここのフォトポットは直接触れての撮影もOKということで、訪れる観光客はフィギュアと肩を組んだり、同じポーズをとるなど、記念撮影を楽しんでいた。また、入口のアトラクション「360ログシアター」の終了後、ルフィたちのボイスと「「ウィーアー!」が流れる演出となっているのでこちらも必聴だ。
パーク内でも特に人気のあるイベントは、5F「てっぺんフロア」で上演されているライブ・エンターテインメントショー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION『PHANTOM』」だ。プロジェクションマッピングと照明技術を駆使し、〝麦わらの一味〟が目の前で迫力満点のアクションを繰り広げる。『PHANTOM』は原作者である尾田栄一郎がストーリーを完全監修し、テーマソングは人気ボーカルグループGReeeeNが手掛けるなど豪華なライブアトラクションになっている。
ライブアトラクション『ONE PIECE LIVE ATTRACTION〝3〟「PHANTOM」』
このライブショーのために尾田栄一郎が描き下ろしたオリジナルキャラクター、〝歌姫アン〟は触れたものの幻影を生み出す〝ビジョビジョの実〟の能力者。今まで『ONE PIECE』に登場してきた様々な人気キャラクターの幻影も登場。どんなキャラクターが登場するかは公式サイトでも紹介されているので、チェックしてみよう。
中央にいる女の子がオリジナルキャラの「歌姫・アン」
また、ライブ中は動画撮影と録音はNGだが、フラッシュを使わなければ写真撮影はOKなので、どんどん撮影をしてお気に入りのシーンをシェアしてみるのもいいだろう。
同じく、5F「てっぺんフロア」ではシーズンごとにテーマに沿った原作イラスト等が展示される特別企画展「ログ ギャラリー」が展開されている。現在はSeason4〝敵(ライバル)〟をテーマにした展示となっており、これまで登場してきた強敵たちが描かれた名シーンの原作イラストが鑑賞できる。また、『ONE PIECE』歴代担当編集者が選んだ敵(ライバル)が紹介されているのも面白い。
「ログギャラリー」では貴重な原画を展示している (c)尾田栄一郎/集英社

連載が長いと担当編集も変わる。それぞれの思い入れも違うのだ (c)尾田栄一郎/集英社
「ONE PIECE LIVE ATTRACTION『PHANTOM』」の設定資料も一部公開されているので、合わせてイベントを鑑賞した後にチェックしてみるのもいいだろう。
尾田先生描き下ろし脚本。その出来に関する先生のコメントは……。 (c)尾田栄一郎/集英社
東京タワー1Fには、ワンピース公式のグッズショップ「麦わらストア 東京ワンピースタワー店」と、ワンピースライブラリーカフェ「Cafe Mugiwara」、サンジが開いたレストラン「サンジのおれ様レストラン」があり、こちらは「PARK PASS」(東京ワンピースタワー入園・アトラクション利用チケット)がなくても入店可能。気軽に足が運べて、限定グッズや『ONE PIECE』ならではのフードが楽しめるのでこちらもオススメだ。
このほか、園内のおみやげ屋「トンガリストア」もある。入園者だけが変えるショップだ

「サンジのおれ樣レストラン」ではサンジが陽気にお出迎え
「東京ワンピースタワー」の営業時間が夜22:00(最終入園21:00)までということで、仕事帰りに1Fのレストランやカフェで軽い夕食を済ませた後に入園して楽しむファンもいるという。
〝麦わらの一味の日〟を賑やかに祝うイベントの始まり!
取材に伺った6月13日は、「む(6)ぎわらのいち(1)み(3)」の語呂合わせで、〝麦わらの一味〟の日として、2018年8月12日より、東京国際フォーラムで開催されるイベント、『ワンピース音宴 〜イーストブルー編〜』に出演予定のミュージシャンが、お祝いとPRを兼ねてパフォーマンスと演奏を行う特別イベントが行われた。
本公演は、「コンサートでも芝居でもフィルムイベントでもない“未踏のブラス・エンターテインメント”」というコンセプトで、〝麦わらの一味〟演じるパフォーマーと、海賊や山賊の衣装に扮したミュージシャンたちが、自身の技巧を駆使しアクロバティックなパフォーマンスと演奏を繰り広げるまったく新しいショーだ。
イベントには、本公演に出演するミュージシャンの中から代表の4名が登場。まずは、5F「てっぺんフロア」にて、見事なパフォーマンスを披露。パーカッショニスト2名のドラム対決による華麗なスティック捌きと、スピーディーなリズムを見せるアクロバティックな演奏に会場から大きな拍手が沸いた。最後には、〝麦わらの一味〟9人も勢揃いしたところで、ファンにはおなじみ「ウィーアー!」のブラスアレンジバージョンが演奏され、会場は一気に盛り上がった。
海賊衣装でパフォーマンスを行った4人のミュージシャン
さらには、4Fの「まんなかフロア」を行進しながらの演奏と、イベントスペースにてパフォーマンス披露が行われた。ここでは、本公演に向けてミュージシャン4名の中から石川直氏と米所裕夢氏の2名がそれぞれ、見どころを語ってくれた。
石川直:『ワンピース音宴 〜イーストブルー編〜』は、僕たちミュージシャンも全員、海賊などに扮して演奏し、〝麦わらの一味〟を演じるパフォーマーの皆さんが殺陣やクションを見せる、さらにアニメ映像が融合する、といった盛りだくさんの内容となっているので、ぜひ楽しみにしていてください。
米所裕夢:開催まで、あと2か月となりました。僕たちも皆さんが愛されている『ONE PIECE』の世界を音楽と共にお届けできることを、とても楽しみにしています。僕らと皆さんが一緒になって盛り上がれるショーになるのは間違いありません。ぜひ、遊びに来てください!
石川直(パーカッション)
本公演は、約2時間に及ぶ大ボリュームのライブパフォーマンスになる予定ということで、今回の代表4名の見事な演奏を見て期待は膨らむばかり。
『ワンピース音宴 〜イーストブルー編〜』に行く前にはぜひ「東京ワンピースタワー」に寄って気分をアゲで公演に臨んでほしい。
取材・文・撮影:東響希

(c)尾田栄一郎/集英社
(c)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
(c)Amusequest Tokyo Tower LLP

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