エイドリアン・ヴァンデンバーグ、1
7年振りの最新作にデイヴィッド・カ
ヴァデールがゲスト参加

VANDENBERG’S MOONKINGS

伝説的なハードロックギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンバーグが、新たなるバンド“ヴァンデンバーグズ・ムーンキングス”を始動させた。
エイドリアン・ヴァンデンバーグが本格的にハード・ロック・アルバムを制作するのは、1997年発表のホワイトスネイクの『レストレス・ハート』以来、実に17年振り。他のメンバーは、ヤン・ホーフィング(ヴォーカル)、セム・クリストフェル(ベース・ギター)、マルト・ナイエン・エス(ドラムス)というオランダの若手実力派ミュージシャンたち。そして往年のハード・ロック・ファンにとって嬉しいサプライズとなるのが、ホワイトスネイク時代からの盟友であるデイヴィッド・カヴァデールがゲスト参加していることだ。アルバム本編を締めくくる「セイリング・シップス」という曲で、デイヴィッドがメイン・ヴォーカルをとっているのである。

「俺の復活を持ってくれていた多くのファンからの熱烈なリアクションに、圧倒されている。応援し続けてくれていたファンの皆の忠実さには驚かされるよ。折しもこのデビュー・アルバムは、俺がこれまで作ってきた作品の中でも最高のものだ。控えめに言ってもね(笑) 人々は、ベタなクラシック・ロックを期待するだろうけど、半ば自動的にその道へ進みたくなかった。70年代の素晴らしきロックと今日のロックとの架け橋を作りたかったんだけど、とても上手くいったと思うよ」とは、エイドリアンの弁。

エイドリアンは、10数年間にわたりホワイトスネイクでプレイし、アメリカのチャートをも席巻。そのホワイトスネイクが活動を休止した際、彼は芸術家として本格的に活動を始める。彼の絵画や作品は、いくつかの主要なヨーロッパのギャラリーに展示され、たくさんの注目を集めた。こういった活動は長い準備期間を必要とし、結果、エイドリアンはあらゆる音楽的活動をストップ。

「ここ14年間ほどは、結果的に単に閉じこもっていただけだったと言わなければならない。本当はもっと早くプレイし始めたかったんだ。でも、実際には時間はあっという間に過ぎていった。振り返ってみると、完全に自然な形で事はすべて運んでいき、無意識のうちに今がアクションを起こすに最適な時間であると直観したんだと思う」と、エイドリアンは続ける。

芸術家でもあるエイドリアン自身がアートワークを手掛けたデビュー・アルバム『VANDENBERG’S MOONKINGS』は、2月19日に世界に先駆け日本でリリースされる。先日公開になったばかりのティーザーを見て、アルバムへの期待を募らせよう。

アルバム『VANDENBERG’S MOONKINGS』ティーザー映像

アルバム『VANDENBERG’S MOONKINGS』

2014年2月19日発売
VICP-65209/¥2,500円+税
※日本盤ボーナス・トラック1曲収録