リリー・フランキー「初めて思い通り
に」 「パルムドール」受賞の予感あ
った!?

倉科カナ(左)とリリー・フランキー

 ボンベイ・サファイア「PRIME MOMENT Bar」のオープン記念発表会が22日、東京都内で行われ、俳優のリリー・フランキーと女優の倉科カナが出席した。
 リリーは、「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞の「パルムドール」に輝いた是枝裕和監督の『万引き家族』で主演を務めた。リポーターから祝福されると「監督と作品がもらったもので俺はただ居合わせただけ。何よりも本当に監督が素晴らしく、感動しました。いつパルムドールを取ってもおかしくない方ですが、そのタイミングが今回だった」と喜びを語った。
 『万引き家族』は、東京の下町を舞台に、犯罪でしかつながれなかった家族の“許されない絆”を描いた物語。息子と協力して万引きを重ねる父親役を演じたリリーは、映画祭にも出席しており「スタンディングオーベションを頂いた瞬間、この映画がすごく愛されていると肌で実感した。何か頂けるのではないかと…」と受賞の予感があったという。「生まれて初めて思い通りになった。監督には『思い通りになることがあるんですね』とLINEしました」とやり取りの様子を明かした。
 祖母役を演じた樹木希林のエピソードも披露。「カンヌに行く途中、希林さんの乗っていた飛行機に雷が落ちた。希林さんの真上だったらしく、上から救命道具とか色んなものがバーッて落ちてきて…。それを全部希林さんが蓄電して、カンヌでも希林さんが行く先々で雷が鳴っていた。やばいババアでしょ」と冗談めかした。
 そんなリリーは、この日、初対面となった倉科に対して、「どうかと思うぐらいかわいい顔をしている」とデレデレ。倉科が「いつもそば屋で1人で飲んでいる」、趣味は「塗り絵や写経」などと明かすと「羽を伸ばしている女より、香ばしい!」とメロメロだった。

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