【感覚ピエロ ライヴレポート】
『感覚ピエロ 47都道府県ツアー2018
『KKP TOUR またイかせてもらいます
!!47都道府県全国津々ムラ×2!!
デリバリー感覚ピエロ!!
~チェンジだなんて言わせない~』』
2018年3月9日 at Zepp Tokyo
2018年3月9日 at Zepp Tokyo
エレクトロ系のSEとともに登場したメンバーは、興奮渦巻くフロアーに向けてダンスチューン「CHALLENGER」を放ち、観客のテンションを一瞬でピークへと引き上げる。さらに攻撃的なロックナンバー「疑問疑答」(映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』主題歌)で煽りまくり、享楽的なディスコナンバー「ワンナイト・ラヴゲーム」ではセクシーな女性ダンサー6人と踊りまくる。そんな、まるでジェットコースターのようなステージに圧倒された。
ヒット曲「拝啓、いつかの君へ」(ドラマ『ゆとりですがなにか』主題歌)の大合唱も印象的だったが、ライヴの軸になっていたのはやはり1stフルアルバム『色色人色』の楽曲。特に《救われたい 願っていた/理性はとうに死んでいた 助けて》というシリアスな歌詞をステージに映し出した「変幻」、横山直弘(Vo&Gu) の“何度でも0からやり直せばいい”という言葉に導かれた「0になって」は強烈。この真摯なメッセージ性もまた、感覚ピエロが強く支持されている理由なのだ。
再び女性ダンサーが登場、観客と一緒にタオルを振り回した「A BANANA」からライヴは後半へ。“おっぱいコール”が響き渡る「O・P・P・A・I」をはじめとするおバカでエロなナンバーによってフロアーは汗と笑顔で埋め尽くされる。本編ラストは“俺らはカッコ良いことをやるために変わり続けます。一番カッコ良いバンドになってZeppに戻ってきます”というMCに導かれた「ハルカミライ」「Just to tell you once again」。とことん遊びまくると同時に痺れるほどに真剣。“やりたいことを全てやる”という意志にあふれた濃密なライヴだった。
撮影:ヤマダマサヒロ/取材:森朋之
アーティスト
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