吉永小百合「映画は子ども。今は受験
生の母の気持ち」 篠原涼子「吉永さ
んと堺さんの“親子愛”に憧れます」
(左から)滝田洋二郎監督、阿部寛、篠原涼子、吉永小百合、堺雅人、岸部一徳、佐藤浩市
本作は、太平洋戦争末期の激動の時代を懸命に生き抜いた親子の物語。吉永は本作で映画出演本数が120本となった。
桜守として桜を育む江蓮(えづれ)家の母てつを演じた吉永は「この映画は73年前に樺太や北の海で起こった事実を基に作られました。3月11日で大震災から7年がたちます。犠牲になった方や、今も苦しんでいる方がいらっしゃる中で、このような作品を作ってごあいさつをさせていただけることを、心から感謝しています」と話した。
本作で映画出演作が120本となった吉永。「吉永さんにとって映画とは?」と聞かれると、「子どもですね。篠原さんのように実際に子どもはいませんが、今日は受験生の母のように、公開して皆さまがどう受けとめてくれるのかって眠れませんでしたし、子どもだと思って、一歩一歩大事にしていきたいです」と作品への愛情を語った。
「親子愛」がテーマの本作。吉永の息子役を演じた堺は「演じてみて“親子愛”について感じたことは?」と質問されると、「親子もいろいろな形があって、きょうだいのようだったり、恋人同士のようだったり、秘密を共有する同士だったり、いろんな姿があるんだなと今回の映画で思いました」と語った。
堺の妻役を演じた篠原は「親子愛はいろんな愛の形があると思います。私は子どもがいる身ですが、吉永さんと堺さんが演じている2人の姿を見ていて『こういう親子愛っていいな。自分もそうなったらいいな』って憧れながら見ていました」と撮影時の心境を明かした。
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