【ジュリアナの祟り インタビュー】
3円あげちゃう。
でも当日券は3万円!?
L→R 翌桧 ダンク 冬雪(Pf)、江夏亜祐(Dr)、矢島銀太郎(Ba)、蕪木 蓮(Vo)、佐川 ネル 秋吉(Pf)
ビートたけしが命名してから3周年を迎えるエンタメバンド“ジュリアナの祟り”が、3周年記念ライヴを開催。“3円あげちゃう”ライヴとは一体何なのか? 3周年ライヴシリーズの見どころに迫る。
ビートたけしさんから“ジュリアナの祟り”と命名されてから3周年ということで、記念ライヴをやるそうですね。3月15日がワンマンで、3月22日と29日がイベント形式になっていて。メガ盛りですね。
江夏
はい。4月のマイナビBLITZ赤坂に向けての前哨戦というか、3周年のお祭りみたいな感じです。3月で3周年だし、じゃあ3週連続でやっちゃおうと。徹底的に“3”にこだわって、1日目のワンマンでは、無料を通り越してお金(3円)あげちゃいます!
お金あげるって、さすがバブリー!
江夏
いや、言っても3周年にちなんで“3円あげちゃう!”なんで1000人集まっても3000円なので、大してバブリーでもないですけど(笑)。ただ、こういうふざけたことをやっているバンドは他にいないし。“ジュリ祟、バカなことをやってるな〜”と思って、楽しんでもらえればいいなって。
蕪木
話を聞いた時は、“また何かやってるよ〜”と(笑)。
江夏
ただ気を付けてほしいんですけど、前売りとか予約でチケットを取っていただいた方は3円もらえますが、当日券は3万円かかるのでご注意を!(笑)
いやいや、3万円って!
江夏
予約していただければ、何の問題もないですから! 予約って、すごく大事なんですよ。対バンライヴなんかでは、当日券がソールドアウトしている時があって、うちの古くからのお客さんでも、予約を忘れて観られなかったという方がたまにいて。せっかく来てくれたのに、もったいないじゃないですか。そこはファンとして、しっかり予約するクセを付けてほしいなと思います。
“いつまでも、あると思うな当日券”と。
江夏
そういうことです!(笑)
まず3月15日のワンマンですけど、3時間のライヴって長いですよね。曲数とか大丈夫ですか?
江夏
それはまったく問題ないですけど、体力的な問題のほうがあるでしょうね。僕らも疲れますけど、お客さんのほうはもっと大変だと思います。お客さんがしんどくならないように、適度に休みつつ楽しんでもらえるようなセットリストとかライヴ構成を考えないといけないですね。
何か、特別な聴きどころはありますか?
江夏
毎週やっているイベントや対バンの時はだいたい30分程度のステージで、セットリストはほぼ同じですけど、もっといろんな曲を聴いてほしいと思って、月1回のワンマンではいろんな曲をやっていて。しかし今回のワンマンは3周年記念ですから、普段のワンマンでも滅多にやらないような曲を多数披露する予定でいます。例えば3年前にはよくやっていたけど、ここ1年はまったくやっていなかった曲とかリアレンジ曲なんかにもスポットを当てたいなと思っていて。
3年の活動で1回しかやったことのない曲とかも? そして、リアレンジ曲も?
江夏
たくさんありますよ、“ないがしろ”にしていた曲が。初ワンマンの時に1度しかやっていない曲とかもあるし。まぁ言ってみれば、棚卸しみたいな感じです(笑)。新しいお客さんには“こんな曲もあったんだ!”と新鮮に感じてもらえるだろうし、古くからのお客さんは“そういえばあったね!”なんて懐かしく思ってもらって、両方のお客さんに楽しんでもらえる内容になるんじゃないかと思いますね。リアレンジに関しては、マイナビBLITZ赤坂に向けて今までの曲もさらにパワーアップして『殿のお膝元』に臨みたいと思ってますので…2018年の1月から少しずつリアレンジ曲も増やして、新旧どちらのお客さんにも新鮮な気持ちと3年間の集大成を感じて楽しんで貰えたらな、と思ってます。
歌詞を忘れてるとかはないですか?
蕪木
私、1回覚えたら忘れないので大丈夫です!
江夏
本当に?
蕪木
嘘です。すみません(笑)。タタラー(ファンの呼称)のみなさんのほうが結構覚えていたりするので、つっこまれないように当日までにおさらいしておきます。
2日目と3日目は対バン形式ですが、どんなバンドが出る予定ですか?
江夏
ジャンルはバンドに限らず、さまざまですね。オールジャンルが揃うと言ってもいいと思います。例えばフレフレ男子はメンズアイドルなので、女の子にたくさん来てほしいし、女性アイドルグループも出るので、アイドルファンの方も楽しんでもらえると思いますね。
アイドルとかは接点がなさそうですけど、どういうところで探すんですか?
江夏
おもに過去に対バンをやった方ですね。その時にステージを観て単純に面白いなと思った方や、音楽的に好きだなと思ったグループもいるし。今回は大阪や名古屋からも来てくれるんですけど、YKCというバンドは名古屋で活動していて、偶然にも僕らと似たタイプのバンドなので注目です。僕らはビートたけしさんに名付けてもらって3年ですけど、YKCさんは、それよりもずっと前から同じようなことをやっていらして。音楽性も似ていて、メンバーにパフォーマーもいてオタ芸やフリップ芸をやっていたりとか、共通するところがすごくたくさんあるんです。それを名古屋と東京で同時進行していたことを考えると、ちょっとしたパラレルワールド感があると言うか。とにかく親近感を感じたバンドです。
そういう同士を増やしていって、共存共栄でひとつのシーンを作れたらいいですよね。
江夏
そう思っていたんですけど、YKCさんは4月29日のライヴをもって解散してしまうんですよ。当日のライヴには、逆に僕らがゲスト出演するんですけど、“出会うのが遅すぎましたね!”って話をしました。
女性グループも出るとのことで、紅一点メンバーの蕪木さんは女性同士で友だちになったりとか?
蕪木
3月22日には女性バンドのHoney Beeさん、3月29日にはアイドルユニットのBANZAIJAPANさん、他にもいろいろ出られます。ただ私、極度の人見知りで、いつも楽屋に隠れているので…。怖いって言うか。
江夏
髪から服まで全身ピンクの人(蕪木)のが怖いよ!
取材:榑林史章
アーティスト
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