【MAGiC BOYZ インタビュー】
うら若きヒップホップ
グループが贈る、
希望と温かさに満ちたハッピーエンド

L→R マヒロ、ジョー、トーマ、リュウト

高校生3MC&小学生1DJを擁するMAGiC BOYZの新曲「ハッピーエンドマジック」は、小林歌穂(私立恵比寿中学)主演のドラマ『また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ』のエンディング曲。波乱万丈を乗り越えて昨夏に1stアルバム『第一次成長期 〜Baby to Boy〜』を発表し、新たなスタートを切った彼らの早熟なライムがさわやかに心を洗う。

聞くところによると、タイアップって今回の「ハッピーエンドマジック」が初めてなんですって?

リュウト

そうなんですよ。だから、めっちゃ嬉しくて! しかも、温かいドラマの内容に合わせてか、今までのマジボにはなかったようなポップな曲になってるんで、初めて聴いた時は“おぉ、歌うパートがあるじゃん! ヤバッ!”ってなりました(笑)。

トーマ

もう、ラップをやるのが普通になってるからね。

確かにドープなヒップホップ曲が多かったマジボからすると、こんなにポップな曲がシングルにくるとは意外でした。

マヒロ

そうなんです。リリースイベントで披露しても、いつもの縦ノリとは違う感じになってるし。だから、今回は温かく包むような感じで夕焼けをイメージしながら、勢い任せじゃなくゆったり歌ってみました。

トーマ

歌詞的にも家に帰る時間帯を想像するよね。落ちサビのちょっとしんみりした感じから一気に明るくなってハッピーエンドで終わるところが、僕は特に好きです。

ジョー

夕方5時に街で鳴る「夕焼け小焼け」のチャイムがあるんですけど、僕はそれをイメージして歌ってました。特にサビとか。

今回はEnjoy Music Clubさんのプロデュースということで、最後に“エンジョイミュージック!”と叫んでいたり、なかなかジョーさんの目立つ場面が多くありません?

リュウト

そう! 超おいしいんですよ。DJなのに俺らとラップの量が変わらない(笑)。

ジョー

声変わりが始まったんでキーが高くて不安だったんですけど、ギリギリ大丈夫でした! 今までこんなに長いバースを歌うことがなかったんで、すごく気持ち良かったです。

マヒロ

最初から終わりまでDJブースじゃなく、前に出てるもんね。しかも、ジョーのラップパートが始まると、バックのトラックもちょっと雰囲気が変わるんですよ。すごくプレミアム感があるし、リリックもドラマの内容やマジボに合ってる。

マジボはメンバーチェンジも多かったから、二番の《途中はぐれてしまった君にも》にはグッときました。

リュウト

あれはトーマの声で歌ってるから余計に響くんです。曲のほんわか感にトーマの性格が合ってて、ライヴ中にそこのバースが始まるとちょっとウキウキし出すもん。

トーマ

…合ってるんですかね? 自分的には合ってるというより、その曲に合わせてるって感じですけど。

マヒロ

日常から合わせすぎだよ!(笑)

表題曲がポップな分、カップリングの3曲はいつにも増して弾けてますよね。

リュウト

めっちゃ攻めてる! 特に「PAC47」は、これまで「Do The D-D-T!!」とか「DK GO!!!」といったマジボの鉄板チューンを作ってくださったYoji Igarashiさんと抹a.k.a.ナンブヒトシさんによるタッグで。ひたすら各地の名産品をラップしてるから、やってて楽しかったです。

マヒロ

47都道府県の美味しいものをパクパク食べるから“PAC47”なんですよ、たぶん(笑)。

トーマ

「O.NE.DA.RI」の言い回しや音のはめ方はプロデュースをしてくださったSUSHIBOYSさんらしい独特な感じなんで、楽しんでほしいですね。

リュウト

そっちが“ボーイズ”つながりなら、Mr.マリックの娘さんであるLUNAさんとコラボした「MAGiC HAND~マジヘン!~」は“マジック”つながり(笑)。マジボらしいガツガツいく曲で、事前に俺らから送ったラップやキーワードをリリックに使っていただいたりもしたんですよ。

マヒロ

僕だったら手品用語とか。ライヴ自体がイリュージョンっていうかマジックハンドということで、魔法のようなセンスで夢を掴む!っていう感じの曲ですね。

ちなみにマジボが誇れるセンスって何だと思います?

ジョー

衣装かなぁ。曲によって面白かったり、かわいかったり、カッコ良かったり、何でも着れちゃうところ。今回のつなぎも“今までのマジボで一番いい”って、お母さんが言ってました。

リュウト

今度から“ジョーのお母さんお墨付き”って入れよう(笑)。あとは、デビュー曲でのNIPPSさん、オカモトレイジさんに始まり、いろんなアーティストさんとコラボしていてるところは強みですね。マジボというフィルターを通してプロデュースしてくださる方のイメージを俺らが変えることもできると思うし、MCの3人は成人まで5年を切ったので、音楽業界の方からも“マジボ、また面白いことやってるね”って言ってもらえるようにパフォーマンスを磨いていきたい。

トーマ

要は、とにかく枠にはまらないグループなんです。アイドルからラッパーまでいろんな人とコラボしてますし、予想もしないことをやれるのがマジボの武器!

マヒロ

ライヴではマグロ解体したり、偽物のお金やお菓子を投げたりね。やっぱりライヴはマジボの一番の強みじゃないかなぁ。

ライヴと言えば、3月31日には毎年恒例の卒業パーティーが渋谷HARLEMで行なわれますけれど、今年は誰もグループを卒業しないんですよね?

リュウト

そうなんですよ! マジボの結成は2014年なのに、この体制になってからは1年なんで(笑)。でも、今回はジョーが小学校を卒業するっていうめでたい卒業だけ。

トーマ

この4人はボケとツッコミのバランスがすごく良くて、トークも弾むんですよ! 3月31日はジョーにとって小学生最後の日だから、何か小学生らしいことをやりたいね。

ジョー

うん。でも、中学生DJになると珍しさはなくなるから、これからは失敗しないように。MCもパフォーマンスももっと思いっ切り頑張っていきたいです。

マヒロ

2018年のマジボもたくさんの面白いこと、楽しいこと、不思議なことがあると思うので、今年もまたハッピーエンドで終わりたいですね。

取材:清水素子

シングル「ハッピーエンドマジック」 2018年3月7日発売
SDR

  • 【おねだり盤】
    ZXRC-1136 ¥1,000(税込)

  • 【超マジック盤】
    ZXRC-1137 ¥1,000(税込)

  • 【食べざかり盤】
    ZXRC-1138 ¥1,000(税込)



『MAGiC BOYZ 平成29年度 卒業パーティー』

3/31(土) 東京・渋谷HARLEM

MAGiC BOYZ

マジックボーイズ:高校1年生のMCトーマ、リュウト、マヒロと小学6年生DJジョーからなる4人組ヒップホップグループ。スターダストプロモーションに所属しながらも、幾度もオーディションに落選した経験から生まれた反骨心を原動力に、ラップで世界進出を目指して活動中。NIPPS(BUDDHA BRAND)、MACKA-CHIN(NITRO MICROPHONE UNDERGROUND)ら豪華な制作陣が参加したシングル「MAGiC SPELL〜かけちゃうぞ!ぴっぴっぴっ〜」で2015年3月にCDデビュー。

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