2CELLOS、特別な場所での凱旋公演!
“僕らの夢が叶いました”

11月28日@ロイヤル・アルバート・ホール

2本のチェロで世界を魅了するクロアチア出身のチェロデュオ、2CELLOS(読み:トゥー・チェロズ)。最新アルバム『スコア』を引っさげてのワールドツアー中の彼らが、11月28日(火)にロンドンの殿堂ロイヤル・アルバート・ホールでソールドアウト公演を行なった。

ジョン・リグビー指揮ロイヤル・フィルハーモニーをバックに映画音楽とロックカバー、そして夏に発表されて大ヒットした「デスパシート」の新カバー曲を含む、全20曲を披露した。

ライヴ冒頭で“このステージに立つことができ、僕らの夢が叶いました”と満員の聴衆に向けてステファンがコメントした。ロンドンは2CELLOSにとって特別な場所。2010年の秋、ルカがロイヤル・アルバート・ホールと同じ敷地内にある名門ロイヤル・アカデミー音楽院で切磋琢磨していた頃、同郷のステファンと偶然再会し、面白いことをやってみようと意気投合。2011年1月にYouTubeに投稿したマイケル・ジャクソンの「スムーズ・クリミナル」の動画が話題となり、デビューへの道を切り拓いていった。そして、彼らは2011年6月にCDデビュー、翌月にはカムデンのラウンドハウスで開催された『iTunesフェスティヴァル』に出演し、ライヴ・デビューを果たす。ロンドンは2CELLOS結成の地であり、ユニットとしての出発地点なのだ。

チェロという楽器の素晴らしさ、ジャンルを超えて素晴らしい音楽を多くの人と共有したいという夢を鮮やかに叶えたルカとステファン。ライヴ当日には、同ホール内で11歳から17歳の学生を集めてワークショップを開催。将来の2CELLOSを夢見る学生たちへ、常識にこだわらない2CELLOS流演奏の秘訣を伝授した。“幼い頃から練習を積み重ねた結果、今がある。クラシックの素養があることの恩恵を実感している”と若い才能を前に力説していた彼らは、すでに次の目標に向かって進み続けている。

【セットリスト】
01.炎のランナー
02.ゴッドファーザー~愛のテーマ
03.ブレイブハート
04.ムーン・リヴァー
05.レインマンのテーマ
06.タイタニック~マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
07.グラディエーターより
08.モンバサ
09.ゲーム・オブ・スローンズ・メドレー
10.スムーズ・クリミナル
11.サンダーストラック
12.スメルズ・ライク・ティーン・スピリット
13.ユー・シュック・ミー・オール・ナイト・ロング
14.ハイウェイ・トゥ・ヘル
15.サティスファクション
16.バック・イン・ブラック
〈アンコール〉
01.トゥルーパー
02.ウェイク・ミー・アップ
03.デスパシート
04.ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー

Live photo by Chiaki Nozu

アルバム『スコア』 発売中

  • SICP-31122/¥2,500+税
    ※高品質Blu-spec CD2仕様
    <収録曲>
    1. 「ゲーム・オブ・スローンズ」メドレー
    作曲:ラミン・ジャワディ
    2. メイ・イット・ビー (「ロード・オブ・ザ・リング」)
    作曲:エンヤ、ローム・ライアン、ニッキー・ライアン
    3. フォー・ザ・ラヴ・オブ・ア・プリンセス(「ブレイブハート」)
    作曲:ジェームズ・ホーナー
    4. ある愛の詩
    作曲:フランシス・レイ
    5. ニュー・シネマ・パラダイス
    作曲:エンニオ・モリコーネ
    6. ムーン・リヴァー(「ティファニーで朝食を」)
    作曲:ヘンリー・マンシーニ
    7. ゴッドファーザーのテーマ
    作曲:ニーノ・ロータ
    8. マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
    作曲:ジェームズ・ホーナー
    9. レインマンのテーマ
    作曲:ハンス・ジマー
    10.カヴァティーナ(「ディア・ハンター」)
    作曲:スタンリー・マイヤーズ
    11.マレーナ
    作曲:エンニオ・モリコーネ
    12.「シンドラーのリスト」メイン・テーマ
    作曲:ジョン・ウィリアムズ
    13.「炎のランナー」よりタイトルズ
    作曲:ヴァンゲリス
    14.ナウ・ウィ・アー・フリー(「グラディエーター」)
    作曲:ハンス・ジマー、リサ・ジェラード
    15 『M21-許し forgiveness』坂本龍一 feat. 2CELLOS(映画『怒り』より)
    作曲:坂本龍一
    ※日本盤ボーナス・トラック
    演奏:ロビン・スミス指揮ロンドン交響楽団

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