スティーヴ・ハリス「自宅をアイアン
・メイデン・ホテルにできたら…」

アイアン・メイデンのスティーヴ・ハリス(B)は、売り出し中の家がなかなか売れず、それならば、ホテルに改装しアイアン・メイデン・ファンに集まってもらうほうがいいのではないかと考え始めているそうだ。
ハリスは英国エセックス州にある豪邸を5年ほど前から売りに出しているが、価格を下げつつも、なかなか買い手がつかない。
その家について、彼はスウェーデンのラジオ局Bandit Rockのインタビューでこう話した。「最初(の価格)はクレイジーだった。自分が本当に売りたいのか、わからなかったからね。海外に引っ越す予定だったんだけど、“うーん、本当に海外に住みたいのだろうか?”って思ってた。だから、馬鹿げた価格(675万ポンド=約9億5,000万円)をつけたんだ。その馬鹿げた金額を払いたいって人がいたら、大歓迎だってね」
この数年で、ハリスいわく“お手頃な価格”である395万ポンド(約5億6,000万円)まで下げたが、まだ売れず、これで売れないのであれば、プランを変更するかもしれないという。
「理想の世界では、僕はあれをブティック・ホテルに改装したいんだ。メイデン・ファンが来るんじゃないかな。以前、ポルトガルにEddie’s Barっていう小さなバーを持ってたんだ。もうないけどね。数年前にクローズした。でも、世界中からその小さなバーを訪れる人達がいたんだよ。この家もそうなるんじゃないかな」
そして、これを知ったら、ファンはますます行きたくなるはず。「だって、そこにあるスタジオで、僕らは何枚かアルバムをレコーディングしてるんだ。『Fear Of The Dark』はそこでレコーディングしたんだよ。ほかにもね。それに、メモラビリアがいっぱいある。まあ、わからないけど、それもいいプランだな。ブティック・ホテル…、それなら、僕も住めるし、素晴らしいよね。僕にとっては、理想の世界だ、ホントに」
家の中にはバーやゲーム・コーナー、ジム、室内プールを完備。庭にはサッカーのフィールドやテニス・コートもある。ファンにしたら、このまま売れないでいて欲しいところだろう。
ハリスは数年前、腰痛に悩み、どこか暖かい場所へ引っ越したいと考えていたそうだ。
Ako Suzuki

アーティスト