【PrizmaX】
PrizmaXの新しい世界観が作り上げら
れた楽曲

L→R 黒川ティム、福本有希、清水大樹、森崎ウィン、島田 翼

ニューシングル「Orange Moon」は夏の終わりを感じさせるセクシーな歌詞のミディアムダンスチューンであり、これまでの彼らにはなかった楽曲となっている。そんな大人の魅力を見せるメンバーに、同作について語ってもらった。

ニューシングル「Orange Moon」はセクシーな歌詞のミディアムダンスチューンになりましたね。

森崎

歌詞はかなりディープなエロい内容で、メロディーはちょっと切なくて、僕的には懐かしい感じがしたんです。ほとんどのメンバーが20代後半に入ったプリズだからこそ表現できる曲だと思います。

島田

楽曲的にはポップさもありながらちょっとオリエンタルな要素も入ってて、ダンスヴォーカルシーンではあまりないような雰囲気が気に入ってます。

福本

トラックは静けさの中にも熱さがありますよね。歌詞がセクシーでかなり攻めてるけど、それを神秘的に表すような曲だなって思いました。

黒川

情景描写がはっきりしてるので、ヴォーカルとしてはそんなに歌いにくくはなかったです。ブースをちょっと暗くして、入り込んで歌えました。

清水

プリズの新しい世界観が作られていて、メロディーも好きだし、歌詞も一歩踏み込んだ表現をしているなって。ラップは自分で書いたんですが、大人な世界に合わせて書けたと思います。パフォーマンスも新しいジャンルを取り入れていたり、いろんな新しいものが詰まった楽曲になりましたね。

新しいジャンルのダンスを取り入れたのですか?

島田

もともとやっていたストリートダンスにコンテンポラリーのダンスを取り入れてみたんです。流れるような振りだったので最初は悪戦苦闘しました。

福本

きっと“プリズってこういうことできるんだ!?”って思ってもらえると思うんですよ。歌詞と楽曲だけじゃなく振り付けも含めて、ほんとに大人になりましたね。そんな僕らの変化を感じてほしいです。

なるほど。X盤収録の「カフェオレ」は森崎さんが作詞作曲で、編曲はアーティストのKさんが担当されてますが、これまでもつながりがあったのですか?

森崎

Kさんはラジオを通じてつながりがあって、今回ピアノをお願いしようとしたら、アレンジもしてくれることになったんです。ふたりでアレンジの作業をしていくのが初めてだったし、僕のわがままを聞いてくれて、すごくありがたかったですね。イメージ通りの楽曲になりました。

歌詞は夏の恋の妄想っぽいですが。

森崎

僕の弟をイメージして書いたんです。夏という季節に煽られた男子高校生が“恋をしなきゃ!”と思ってデートに行くんですけど、上手くいかずに振られ続けてる…そんな奥手の弟をイメージして書きました(笑)。

なんと、リアルなモデルがいたのですね(笑)。

黒川

弟って言ってるけど、僕には昔のウィンが見えるんです(笑)。

一同

(爆笑)。

黒川

まぁ、男なら誰もが通ったことがある道で、そこを共感してくれたら嬉しいです。何より、歌詞がリアルなので(笑)。

(笑)。P盤に収録されている「Woh!」はソウルっぽいけどEDMっていう面白さのあるナンバーですね。

森崎

これはパフォーマンス重視の曲ですね。振付師のえんどぅさんに初めてお願いして、かなり観応えのある振りになりました。

福本

《Wi-Fi》ってところでは手で“W”を作ったり、ちょこちょこ歌詞を表現しているんです。寝っ転がっているティムを4人で後ろ向きでまたいだり、思いもしなかった感じになってます。やってて楽しい、超エンターテインメントな曲です。

清水

これはぜひライヴで観てほしいです!

今回はチャレンジが詰まったシングルなのですね。では、これからみなさんが挑戦したいことを訊かせてください。

森崎

最近、僕が思うのは人としてもっと視野を広げていきたいなと。音楽とか芝居とか自分がやってるものだけじゃなく、いろんなものを観て、いろんな人と関わって、もっと感受性を上げていったら、表現者としてもまた新しいものが生まれるんじゃないかな。

島田

僕は他のメンバーよりも歳が若いのもあるけど…他のメンバーが21歳の時にできなかったことを全部やりたいなって。例えば海外に行く時間を増やしたり、自分磨きに時間を費やしたいなって思います。

清水

ダンスヴォーカルグループでやっていく上で、今の20代半ばってすごく大事な時期だと思うんです。勢い作りとかを今のうちからしっかりやっておきたいし、もっとプリズとして厚い基盤作りをしておくべきだと。プリズのかたちがしっかり整えば、個々での活動も増えていくだろうし。

福本

今回の楽曲は自分の中では勝算あるなって思ってるんですよ。グループとしてもいい関係性だし、未来の自分たちのためには今の自分たちが頑張らなきゃいけないので、今後のプリズをもっと充実させるためにも今やるべきことを頑張りたいです。

黒川

個人的には去年の終わりから今年にかけてダイエットをしていて、大好きなラーメンを控えていたんですよ。結果、気持ち良いライフスタイルになれたと思ってるんです。ただ、ラーメンは好きなので、そことどう付き合っていくかですね…。

森崎

真面目な話かと思ったら、ラーメンの話?(笑)

黒川

いや、あまり我慢するのも体に良くないなって(笑)。グループの話をすると、前にミャンマーでライヴをした時にすごく気持ちが良かったので、アジアツアーをやってみたいです。プリズは超国際的なのでもっともっとそういうところを活かしていけたらと思います。

取材:土屋恵介

シングル「Orange Moon」 2017年8月30日発売
SDR

  • 【P盤】
    ZXRC-1118 ¥1,000(税込)

  • 【X盤】
    ZXRC-1119 ¥1,000(税込)



『PrizmaX Live Level 6
悲しみを乗り越えて人は強くなれるだろう 〜Memory〜』

12/23(土) 東京・日本青年館ホール

PRIZMAX

プリズマックス:2002年結成。10年からスターダストプロモーションの男性タレント集団EBiDAN(恵比寿学園男子部)に参加。13年3月に結成10周年を迎え、ダンス&ヴォーカルユニットとして「Mysterious Eyes/GO!」でCDデビューを果たした。R&B、ヒップホップ、ファンクなどの要素を取り入れた音楽性から、国内外問わず多数のフェスから声が掛かるなど、活動の幅を広げている。19年、新メンバーを迎えて7人体制になったと同時に、グループ名を全て大文字表記の“PRIZMAX”に改名。新体制初の作品となるアルバム『FRNKSTN』を同年4月にリリース。

アーティスト