【連載コラム】稚菜、ゆずの「夏色」
をカバー

こんばんは。
今週は、ゆずの「夏色」
ロッテ爽のCMで使われている曲。
夏色は昔から聴いているし、この曲はみんなで歌って元気をもらえる歌だなって思う。
名曲の一つですね。
是非聴いてみてください。
ゆずさんの事を知らない人は私の世代くらいではまずいないだろう。
それくらい有名なシンガーソングライター。
お二人の歌はやっぱり元気になれる歌が多い気がする。
聴いていると、気が付いたら心がスッとしていたり、何だか自然と笑顔になっていたり。
個人的に好きだし、尊敬している歌い手さんなのだ。
ライブを見に行った事もある。
そして実は。
ライブに参加させてもらった事もあるのだ。

今から5年前の専門時代の話。
当時専門入りたての1年生の頃。
ゴスペルの授業で、先生がゆずのコーラスのお仕事をもらってきて下さったのです。
全員が出来るわけでは無かったのだけれど、選んでいただき私もメンバーとして歌わせてもらえる事になりました。
その曲は「Hey 和」
これまたその時タイムリーに聴いていて凄く涙した曲だったので、この曲のバックで歌える事を凄く幸せに思えました。
初めてのゴスペルコーラスのお仕事。
初めての武道館の舞台はこの経験によって立たせてもらいました。
こんなに貴重な経験をさせてもらえるのはそうそう無いだろう。
当日リハーサルの際、お二人は私たちコーラス隊にも、「宜しくお願いします」と丁寧に頭を下げて下さいました。
どれだけ大きくなってもこんなに低姿勢なお二人は、今まで見て聴いてきたお二人そのままなんだなぁと。
そんな姿がとてもかっこいいなぁ、とそんな事を思いました。

あの時武道館のステージから見た景色は絶対に忘れない。
一斉にペンライトが照らされて、歌に合わせて綺麗に揺れる世界を。
あの瞬間、泣きそうになってた自分自身の感情も絶対に忘れないだろう。
今度は自分の歌で、自分の足で、ここに立ちたい。
強く強くそんな事を思った。
初めて大きな夢を、目標を立たせてくれた瞬間。
それがこの経験なのだ。

人生の中で、大きな分岐点って何度か訪れる、というけれど
私の中ではこの体験も確実にその分岐点の一つだと思っている。
この一つ一つの分岐点は絶対大切にした方がいいし、絶対に忘れられない瞬間。
自分の気合いを入れ直したい時に思い出して、また頑張ろう!と奮い立たせてもらう出来事なのでした。

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