インデペンデンス・デイにおけるエイ
リアン

地球人を遥かに凌駕する高度な科学力・軍事力を持ち、それまで数々の惑星を征服しては、資源を喰い尽くすと次なる惑星を目指して宇宙を放浪することを繰り返してきた凶悪な種族(劇中でホイットモアはイナゴに例えている)。以前より地球と人類の調査を重ねて綿密な攻撃計画を練っており、過去に墜落死した数体がエリア51に保管されている。劇中の描写、および小説版での記述からバイオテクノロジーに精通していると考えられている。また、後述するマザーシップとシティ・デストロイヤーとの通信に関しては、地球と同じく電波通信のテクノロジーを用いている模様。戦闘の末不時着した1体がスティーブンに気絶させられ、エリア51に運ばれる。その後、オークンらによって解剖されている途中で突如意識を取り戻し、オークンを昏倒させるが、ミッチェルたちに射殺される。外見はごく一般的に知られているグレイに近い外見で、後頭部には平たい突起物を持つ。地球人と同様に酸素を必要としているが、目以外に人類と同様の感覚器官は見られない。体格は地球人よりも小型で細身であり、劇中のオークンの台詞によれば、墜落の衝撃で死亡したことから、身体の丈夫さは人類と大きな差はないとされ、実際スティーブンに殴られて容易に気絶する、拳銃で射殺されるなど、身体能力はあまり高いとは言えない。また、一種のテレパシーと似た能力で他者との意思疎通を計る。地球人にも強力なテレパシーを送り、激しい頭痛を引き起こさせることが可能。劇中で彼らが使用する宇宙船の類は、地球の航空機や宇宙ロケットとは異なり、翼の揚力やロケットエンジンの類を用いずに宇宙空間や大気や重力のある空間を航行したり、空中で静止する様子が描かれているが、続編において重力制御技術を有していたことが明言されており、同時に核融合システムも有していたことが明かされている。
徳間書店より、二作品が同時出版されている。
インデペンデンス・デイ:クルーシブル前作の戦いから今作までの20年間を描いた前日譚。インデペンデンス・デイ:リサージェンス今作のノベライズ。作中のストーリーに添って、登場人物の心内描写や映画では詳しく描かれなかった設定にも触れられている。また、スティーヴン・ヒラー大尉やデイヴィッドの元妻のコニーなど、今作に登場していない人物の顛末についても描かれている。

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